子どもは本来、学ぶことが大好きです。好奇心旺盛な幼児期に、適切な教育を受けさせることが重要となります。本連載では、25年前から幼児教育に取り組んでいる株式会社コペル・代表取締役の大坪信之氏が、子どもに「学ぶことの楽しさ」を教える方法を解説します。本記事では、子どもが習い事で座っていられないときの対応について見ていきます。

教室のレッスンで、椅子に座らず動いてしまう…

今回は、筆者が運営する幼児教室に通うお子さんのご両親から寄せられた質問について、一緒に考えてみたいと思います。

 

そのご両親は、教室でのレッスンのとき、お子さんが椅子に座らず動き回ってしまい、周りのお友達の邪魔になっているので悩んでいます。

 

椅子にじっと座っていられない…
椅子にじっと座っていられない…

 

このようなとき、叱ったらよいのでしょうか?

 

どのようにサポートすべきでしょうか?

 

皆さんはどう思いますか?

 

◆右脳全盛期には自然なこと

 

5歳前のお子さんが椅子に座らないのは大目に見てあげましょう。右脳全盛期のお子さんは、ほかに興味が移ると動くというのは自然なことです。

 

左脳の感覚では、椅子にじっと座っているお子さんが「集中してよい」という気がしますが、この時期はそうとは限りません。

 

なかには座ることが得意なお子さんもいますので、動くお子さんのお母さまは、焦ってしまうかもしれませんが大丈夫です。

 

ただ、座っているお友達にぶつかったりしないよう、お母さまがサポートしてあげるといいでしょう。端の席に座り、お友達と触れ合う側は、手でバリケードを作り動きを制限するといいでしょう。

子どもの「まだできないこと」を見極める

子どもが「まだできないこと」を見極めて、サポートをしてあげてください。サポートとは、言葉で伝え指示することではなく、子どもが自分で考えて行動できるように、筋道をつけてあげることです。

 

お子さんによって課題はさまざまです。社会のルールを「何も知らない」ので、「守れるようにする」までの道のりは長いのです。

 

その過程で、周りに迷惑をかけることは仕方のないことです。「ご迷惑おかけします」と謝って、おおらかに受け止めてもらえる環境を整えるのもいいでしょう。

 

ぜひ、クラスのみんなで助け合って子育てをしてください。その親御さんたちの姿をモデルに、お子さんたちも助け合うクラスになるはずです。

 

 

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    本連載は、株式会社コペルが運営するウェブサイト「コペル」の記事を転載・再編集したものです。最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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