仕事で成功するには?「将来性のある子ども」になるための条件

子どもは本来、学ぶことが大好きです。好奇心旺盛な幼児期に、適切な教育を受けさせることが重要となります。本連載では、25年前から幼児教育に取り組んでいる株式会社コペル・代表取締役の大坪信之氏が、子どもに「学ぶことの楽しさ」を教える方法を解説します。本記事では、「将来性のある子ども」に育てるための条件を見ていきます。

子どもの成功に影響を与える親の関わり方

子育ての目標はいい学校に入ることではなく、IQを高くすることではなく、あくまでも最終的な将来の成功ですよね。

 

では、将来性のある子どもに育てるには、親はどのように接したらよいのでしょうか。

 

◆将来的な成功とIQは関係性が薄い

 

ハーバード大学が75年間をかけ、268人の男性を大学在学時から追跡し、IQや飲酒の習慣、家族との関係など、あらゆる角度から、研究した仕事で成功するのに重要な要素の研究結果について、ご紹介します。

 

一般的には、「頭がよければ成功しそう」というイメージがありますが、ハーバード大学の同研究によれば、仕事での成功とIQはあまり関連がないようです。

 

具体的には、IQ110~115の男性と、IQ150以上の男性を比較しても差はほとんどない、という結果が発表されています。

 

仕事での成功とIQはあまり関連がない?
仕事での成功とIQはあまり関連がない?

 

 

◆仕事での成功を左右するのは「人間関係の構築能力」

 

しかし、「暖かな人間関係を築けているか」という検証項目について高得点だった男性58人は、仕事の成功と強い相関関係があるという結果となっています。

 

また、「暖かな人間関係」を築けている男性は、そうでない男性に比べ、専門的分野で成功をおさめた人が約3倍もいたとのことです。

 

◆幼児期の両親との関係が人間関係や健康に影響

 

また同調査は、幼少期の母親との関係と、仕事の成功との相関関係についても指摘しています。

 

対人関係の第一歩は母親との関係といいますが、子どもの頃に母親とよい関係を築けている子どもは、大人になったときの人間関係や健康状態によい影響があるということが、この研究結果から示唆されています。

 

さらに、幼少期に母親との関係が乏しかった男性は、歳をとってから認知症にかかりやすいという傾向も報告されています。ぜひ、ふれあいの時間を確保するようにしてください。

すべてのベースは、周囲の人との暖かな人間関係

以上、ハーバード大学の大規模、かつ長期におよぶ研究結果についてご紹介しました。

 

これらの調査結果が示すのは、「周囲の人と暖かな人間関係を築ける人」があらゆる意味で成功する、ということです。また、子どもをそのように育てるには、親が幼少期に子どもとしっかりとした関係を築いたり、スキンシップをしたりすることが重要です。

 

忙しいと、どうしても子どもとのふれあいは少なくなりがちですが、両親との関係は、子どもの将来に大きな影響を与えます。なるべく時間を割き、子どもと暖かなふれあいの機会を設けるようにしたいですね。

 

 

 

株式会社コペル 代表取締役
福岡大学 人間関係論 非常勤講師
一般社団法人徳育学会 会長
日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー 

1963年、福岡県生まれ。
日本アイ・ビー・エム株式会社を経て、現在、子どもの瞳を輝かせ続ける徳育教室コペルの代表として心の教育を志し、様々な研究に取り組み続けている。
全国各地で、子育てセミナーや子どもの潜在能力を引き出すための講演活動を通じて、たくさんの親子にアドバイスを行う。
良好な親子関係を構築するファミリーダイアログなど、多様なオリジナルプログラムを開発実施して活躍している。
著書に『偉人を育てた母の言葉』(致知出版社)、『あなたの言葉で子どもは育つ』(プレジデント社)、『きみの可能性は無限大』(少年写真新聞社)がある。

著者紹介

連載子どもの可能性は無限大!幼児教育のプロが教える「育脳」の進め方

本連載は、株式会社コペルが運営するウェブサイト「コペル」の記事を転載・再編集したものです。最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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