「褒めて育てる」だけだと、失敗に弱い子どもに…何が必要か?

子どもは本来、学ぶことが大好きです。好奇心旺盛な幼児期に、適切な教育を受けさせることが重要となります。本連載では、25年前から幼児教育に取り組んでいる株式会社コペル・代表取締役の大坪信之氏が、子どもに「学ぶことの楽しさ」を教える方法を解説します。本記事では、子どもに「本当の自信」をつけさせる褒め方について見ていきます。

子どもに「より強固な自信」を身につけさせるには?

子どもは、具体的に褒めることで自信をもつ子に育てることができます。それに加え、さらにしっかりとした自信をつけさせてあげるために重要なことがあります。ただ、褒められてできた自信は、大きな苦境に立たされると崩れ去ってしまい、子どもはパニックになってしまうのです。

 

大きな苦境に立たされると、パニックになってしまう…
大きな苦境に立たされると、パニックになってしまう…

 

◆失敗を繰り返すことで失敗への抗体がつく

 

それでは、どうすればパニックにならない、強い自信を身につけることができるのでしょうか?

 

強い自信は、本人による「行動と失敗」によって作られているという研究結果もあります。

 

まずは行動する。すると当然、失敗する。めげずに行動する。また失敗する。こうして小さな失敗を繰り返すことで、失敗への抗体がつきます。

 

その結果、後に大きな苦境を前にしたときでも、「たいしたことないよ」と平然としていられます。これが真の自信の正体というわけです。

何か「1つ」で自信をつけることが重要

ある物事で得られた自信は、他のものにも波及するのだそうです。

 

何かできなかったことが、試行錯誤の末にできるようになった。こうした実感は、さらに他のものに挑戦する原動力となります。

 

暗唱などは自信をつけるとてもよいチャンスとなりますので、ぜひ取り組んでみてください。

 

どこまで進んだかを人と比較するのではないのです。昨日の自分ができなかったことができた!ということが素晴らしいのです。

 

◆チャレンジできた勇気を褒める

 

ですから親としても、単に子どもの人格や能力を褒めるのではなく、むしろ子ども自身が自ら行動するように仕向けることが大事になります。

 

具体的には「あなたならきっとできるよ」と励ましたり、前回の達成を褒めたり、失敗しても挑戦できたことを褒めたりすることが重要になります。

 

ただ褒めるだけではなく、本人が「行動」(して「失敗」)するように仕向ける。それこそが、自分の子どもに「ハリボテではない本当の自信」を身につけさせる、正しい褒め方というわけです。

 

失敗したら子どもに本当の自信がついてよかった!と考えてください。そして、先回りして失敗を防ぐのではなく、子どもがチャレンジして失敗できるようにさせてあげてください。そして、チャレンジできた勇気を褒めてあげてください!

 

株式会社コペル 代表取締役
福岡大学 人間関係論 非常勤講師
一般社団法人徳育学会 会長
日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー 

1963年、福岡県生まれ。
日本アイ・ビー・エム株式会社を経て、現在、子どもの瞳を輝かせ続ける徳育教室コペルの代表として心の教育を志し、様々な研究に取り組み続けている。
全国各地で、子育てセミナーや子どもの潜在能力を引き出すための講演活動を通じて、たくさんの親子にアドバイスを行う。
良好な親子関係を構築するファミリーダイアログなど、多様なオリジナルプログラムを開発実施して活躍している。
著書に『偉人を育てた母の言葉』(致知出版社)、『あなたの言葉で子どもは育つ』(プレジデント社)、『きみの可能性は無限大』(少年写真新聞社)がある。

著者紹介

連載子どもの可能性は無限大!幼児教育のプロが教える「育脳」の進め方

本連載は、株式会社コペルが運営するウェブサイト「コペル」の記事を転載・再編集したものです。最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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