昨今、様々な業界で技術の応用が模索されている人工知能。投資の世界でも、AI技術を活用したサービスが次々と誕生し、関心が高まっています。本連載では、AI技術を用いた株価予測ソフトを開発する株式会社ソーシャルインベストメントの山本弘史代表取締役が、AIによって大きく変わる資産運用の未来について説明していきます。

「AI株価解析ソフト」は進化を続けている

筆者はAIの会社を経営している。

 

そのAIの会社は、2つの世界初を備えた「AI株価解析ソフト」を世に送り出している。世界広しといえども同じようなソフトを見たことがない。自分でいうのは若干気が引けるが、せっかくの機会なのではっきりといってしまおう。

 

「これらは100点満点のAIソフトだ」

 

2019年3月現在このAIソフトは特許出願中であるが、特許類似調査を行った結果、同じものがないことを確認済みだ。少し専門的な話をすると、特許というものは、アイディア・ノウハウ、人為的に作った仕組みは該当しないが、自然物理現象は該当する。弊社ののAI株価解析ソフトは、自然物理現象を捉えたAIソフトなのである。

 

以下の2つの図を見てほしい。

 

【図表1】AI株価解析ソフトの予測の通り株価は上昇を続けた
【図表1】AI株価解析ソフトの予測の通り株価は上昇を続けた
【図表2】AI株価解析ソフトの予測の通り株価は急激に回復した
【図表2】AI株価解析ソフトの予測の通り株価は急激に回復した
 

この株価チャートは、弊社のAI株価解析ソフトの精度の高さを示した一例だ。関係者を集めての内部共有情報のため、銘柄や株価は開示できないことを了承してほしい。このチャートは、縦軸が株価で、横軸が時間となり、青いラインが実際の株価の値動きとなる。そして、赤字の「Alert by AI」の日付の時点で、AIソフトが株価の未来予報を出している。それがオレンジ色のラインだ。

 

つまり、赤字の「Alert by AI」の時点では、その後、実際の株価として形成される青いラインは表示されていない。先に未来予報としてオレンジ色のラインがAIソフトから出され、その後、時間の経過にしたがって、実際の株価の値動きである青いラインが形成されていったというわけだ。

 

どうだろうか。AIソフトが出した未来予報(オレンジ)に寄り添うように、実際の株価(青)が推移していることが、おわかりいただけると思う。未来予報に追随するかのように株価が形成されていくという、嘘のような、現実離れした現実…これを実現したのが、弊社が開発したAIテクノロジーだ。

 

もうひとつ図を見て欲しい。

 

【図表3】AI株価解析ソフトが出した株価の未来予報の結果(2018年10~12月)
【図表3】AI株価解析ソフトが出した株価の未来予報の結果(2018年10~12月)

 

これはAI株価解析ソフトが出した株価の未来予報の月別結果を、客観的に数値化したレポートだ。的中率という表現をしているが、これは、AIソフトが出した未来予報でその月は利益が取れたのかどうか、利益率はどのくらいだったのかを、AIソフトが解析した全銘柄に対してレポートしたものだと理解してほしい。

 

ご覧の通り、AIソフトは、2018年10月、11月、12月と、軒並み90%以上の的中率を出すことに成功した。しかも覚えている方も多いと思うが、2018年10月と12月は、それぞれ日経平均が3,000~3,500円という大きな下落を記録した月だった。その厳しい投資環境のなかで弊社のAIソフトがこの的中率を出している。しかもAIなのだから、今日も学習を続け、ひたむきに進化を続けている。筆者が100点満点をあげたくなる気持ちも少しはおわかりいただけたのではないだろうか。

AIソフトを開発できても投資スキルはゼロ

実はここからが今回の本題となる。

 

隠していることがひとつある。これを白状してしまえば、このAIソフトの質を疑われてしまうかも知れないが、勇気を出して白状する。

 

「筆者の投資スキルは飛び抜けて0点だ」

 

「おいおい、そんな大事なことを明かさずに、鼻高々にAIソフトの自慢をしたのか?」という辛辣な声をいただきそうだが、まさにそのとおりなので返す言葉がない。

 

筆者の投資人生を紐解くと、まだサラリーマンだったころ、年収600万円にもかかわらず、FXで一撃400万円の損失を出して路頭に迷いかけたことがあった。肝心の株式投資でも、日経225オプション投資でも悲しいかな連戦連敗。じゃあとばかりになぜか東南アジアの不動産に手を出したが、これも失敗した。暗号通貨で少し潤ったかと思えば、2018年以降の下げ相場でこれも惨憺たる状況だ。見事にコケまくっている。

 

しかし、今から5年前に見よう見まねで会社を立ち上げ、2つの世界初を備えた「AI株価解析ソフト」を世に送り出すに至った過程で、なぜ筆者が投資で負け続けてきたのかがわかるようになってきた。

 

今、思い返せば、筆者は負けるべくして負けていた。しかし当時は気づかなかった。次回以降、投資スキル0点の筆者がいかにして2つの世界初を備えた100点満点のAIソフトを開発し、世に送り出すことができたのか。そしてその経験から見えてきた、投資の世界で長く生き続けるための秘訣を伝えていく。

 

今、投資で結果を出せずにもがいている方の役に少しでも立てればこれほどうれしいことはない。

 

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