発達障害の子どもの問題行動を「やめさせたい」ときには?

ADHDやASDなどの発達障害の子どもたちは、世界中で様々な教育を施されています。その効果は千差万別であるため、子どもに合った最適な教育法を見つけることが大切です。本記事では、発達障害の子どもが問題行動と思える行動をとった場合の対応について見ていきます。

自ら行おうとする学習意欲を高める「発達支援」

◆子どものための「発達支援」

 

かつて、障害のある子どもへの指導は「療育」と呼ばれてきました。「療育」という言葉は現在でも使用されていますが、それにかわる新しい言葉として「発達支援」があります。

 

厚生労働省が制定する「児童発達支援ガイドライン」には、以下のような記載があります。

 

・・・このように、障害のある子どもの支援を行うに当たっては、その気づきの段階から、障害の種別にかかわらず、子ども本人の意思を尊重し、子ども本人の最善の利益を考慮することが必要である。・・・

 

「できないことを訓練する」という従来の考え方から進化し、子ども本人の意思や発達を重視しながら支援を進める意識が求められるようになってきたのです。

 

私たちが目指すのは、子どもに課題を「やらせる」ことではなく、自ら「やろうとする」学習意欲を高めることです。たとえ同じことを行うとしても、その効果には大きな違いがあるからです。私たちは、子どものための「発達支援」を目指しています。

 

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◆問題行動の環境調整とは?

 

大人が、“子どもの行動をやめさせたい”と感じるとき、それは「問題行動」として認識されます。「問題行動」のなかには、子ども自身も困っていることもあり、やめさせるべきものもあります。しかし注意したいのは、つい「やめさせる」という視点で行動を見てしまうことです。

 

実は、「やめさせる」よりも「起こらないようにする」ことのほうが効果的です。そもそも、“その行動”が起こらなければ、やめさせる必要もないわけです。そのような考え方を「環境調整」といいます。

 

“問題行動を起こした子どもに問題がある”と考えるのではなく、“どのように環境を変化させればそもそも起こさずにすむのか工夫する”という視点です。

 

ひとつの例として、 買い物に行った際、「欲しいものがあると泣きわめき、我慢できない行動」に対して、ある友人が取った対応は「宅配を週に3回」でした。買い物に行かずに済むので、外で「何か欲しい」と言って泣きわめくことを最小限にできます。このケースでは、買い物のときが一番困っている様子でしたので、この対応により、親子ともに一気にストレスが減ったそうです。

 

子どもを変えようとすることは、親子双方にとって大きなストレスです。受け入れられる環境を工夫し、子ども自身の成長を待つことができないか、一緒に考えましょう。

 

どのように環境を変化させればそもそも起こさずにすむのか工夫する
子ども自身の成長を待てるような環境の工夫を

0歳からでも「学習」は始められる

◆0歳に近いほどすべてが学習の機会

 

かつては、3歳で言葉の遅れを相談しても「個人差があるので様子を見ましょう」と言われることすらありました。しかし現在では、早期に療育を始めることが大切だと広く認識されるようになり、0歳、1歳から、私たちが運営する児童発達支援スクール「コペルプラス」にいらっしゃるお子様も増えてきました。

 

何かを「させる」という意識だと、0歳児にできることは少ないように感じられますが、実は低い年齢こそ、やることは山ほどあるのです。

 

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例えば、手の動作だけでも、ものを握る、そっと触る、指を分化して動かすなど、0歳に近いほどすべてが学習の機会となるからです。

 

運動の発達は、意識しながら身体を動かすことがポイントです。ものを触ろうと手を動かしたタイミングで「上手に触ってる!」「よく見てる!」と自発的学習行動を強化するよう、たくさんほめます。

 

さらに、私たちは幼児期に身につけるべき10の基礎概念を掲げていますが、そのなかから色、形、大きさなどの刺激を、おもちゃとわかりやすい言葉で伝えます。

 

「できる時期は子ども本人が決める」気持ちで、たくさんの事実を楽しく届けていくのです。

 

 

株式会社コペル 有元 真紀
 

株式会社コペル 

幼児教室コペルは、専門講師によるテンポのよいレッスンと豊富なオリジナル教材で幼児期に学ぶ楽しさを教え、右脳教育をおこない、子どもの潜在能力を引き出します。0歳児から年齢に応じて、知育だけでなく心の子育ても大切にした幼児教育を行います。

著者紹介

連載社会で活躍する人物に!「発達障害」という個性を伸ばす子育て術

本連載は、株式会社コペルが運営するウェブサイト「コペルプラス」の記事を転載・再編集したものです。

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