本記事では、夫婦と子ども2人の4人家族が5000万円のマイホームを購入したときの支出を概算、平均的な収入でその額をいかにまかなっていけばいいのか、見ていきます。

「ほかの物件」を引き合いに出しながら交渉を行う

ほぼ90%家賃が下がる不動産業者との交渉術を教えましょう。それは、予算を告げて、ほかの物件を引き合いに出しながら話を進めることです。

 

「予算は7万円です。A町の物件を見てきたら、御社の物件と同じくらいの間取りでちょうど7万円の家賃でした。御社の物件がとても気に入ったけれど、8万円はちょっと手が届かない。7万3000円なら決めようと思うのですが、何とか下げていただけないでしょうか?」と交渉するのです。

 

場所にもよるでしょうが、これだけでたいてい5000円くらいは下げてもらえると思います。敷金はあとで戻ってきますので無理に交渉しなくてもいいと思いますが、礼金や仲介手数料も値切ってみましょう。

 

現在は物件が余っていて、買い手市場です。だいたいは値切れると思います。私も50室ほどのマンションのオーナーですから、貸す側の気持ちがよくわかります。

 

20代の女性の場合、恥ずかしさもあり、なかなか「安くしてほしい」と交渉しづらいかもしれませんが、そこを頑張って言えば、家賃が安くなり、その分だけ貯金に回せるのです。ひと言、ふた言の交渉で何十万円も浮くことを考えれば、勇気を出して言ってみる価値は十分にあるでしょう。

大金が動く「引っ越し」は慎重に判断を

また、「お金がない」と嘆いている女性に多いのは、引っ越し貧乏になっている人です。これまで説明してきたように、引っ越しは本当に大きなお金が動きます。軽い気持ちで引っ越しをするのはやめましょう。

 

どうしても引っ越しをする必要があるのなら、できるだけ交渉をし、かつ長く住みたくなるような家を見つけましょう。住居費ほど高いものはありません。時間をかけて慎重に選ぶことを心がけましょう。

 

 

永田 雄三

株式会社ワイズアカデミー 代表取締役社長

 

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    本連載は、2015年3月24日刊行の書籍『富女子宣言 20代女子が5年で1000万円貯める方法』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

    富女子宣言

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    永田 雄三

    幻冬舎メディアコンサルティング

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