税金 節税
連載医師のための節税の教科書【第21回】

「医師という属性」が、不動産投資でひときわ有利に働く理由

医師

「医師という属性」が、不動産投資でひときわ有利に働く理由

今回は、なぜ医師という属性が不動産投資に有利なのか見ていきます。※医師は一般のサラリーマンより高収入であるにも関わらず、日本の高所得者に対する重い税負担と医師特有の複雑な資産背景が影響し、多くの医師の貯蓄額は一般家庭と比べても低水準にあります。本連載では、給与所得を中心とした日本の所得税の仕組みから、減価償却を利用した不動産投資による節税策、資産を次世代へ引き継ぐ相続税対策まで、医師が行うべき節税について網羅的に解説していきます。

「不動産の掘り出し物」は見つけようとしても無駄

昨今、2020年の東京オリンピックのために職人が注力しているため、建築単価が上昇しています。これも、新築物件の利回りを押し下げている要因といえるでしょう。このような状況の中で物件探しをする際、掘り出し物を探す方は多くいます。

 

立地が良くて、安くて、広くて、新しい物件を誰もが求めます。よく「こんな物件があったら、ぜひ紹介してほしい」というお願いを受けるのですが、そういった物件が仮にあったとしても、一般の人々が買えることはまずありません。

 

そもそも掘り出し物がある場合、買取専門の業者が数時間程度で買っていきます。もしくはキャッシュをたくさん持っていて、融資を使わないで現金で買えるような、いわゆる〝プロ〟の投資家です。可能性があるとすれば、複数所有することで、「この人なら即決してもらえる」と業者に思ってもらえたときといえるでしょう。

 

つまり、掘り出し物が100%ないとはいえませんが、現実的ではないということです。良い物件をより安く買えるに越したことはありませんが、不動産には相場があります。相場よりも圧倒的に安ければ、事故物件(入居者の死亡など告知事項のある物件)など、それなりの理由があることがほとんどです。

「医師は金融機関の評価が高い」ことを再認識せよ

これは実際に不動産投資を始めた人であれば実感していただけると思いますが、医師である読者の皆さんにお伝えしたいのは、「医師という職業は、金融機関の評価が高いことを再認識していただきたい」ということです。

 

不動産投資をするうえで、金融機関からの融資は避けられない戦略です。融資条件は物件選定と同等またはそれ以上に不動産投資を成功に導くために大切なポイントです。

 

例えば、私の会社が提携する金融機関の中にも、一般サラリーマン向けの金利と医師向けの金利に差がある金融機関があります。これはスタート地点ですでに、一般サラリーマンよりも不動産投資を有利に進められるということです。

 

医師は金融機関から見た属性が圧倒的に良いので、資金調達という面においても、手間をかけずともより有利な条件で物件を買うことができます。これはとても大きなメリットです。


金融機関が融資判断する際には、大きく二つ評価ポイントがあります。

 

一つ目が物件の担保評価です。これは融資をする金額に対してその物件価値がどの程度あるのかを金融機関ごとの評価方法によって算定します。評価方法には積算評価と収益還元評価の2種類があり、この一方またはその両方の加重平均で評価することが一般的です。

 

二つ目が個人の属性評価です。金融機関は、その人の年齢や勤務先、年収、勤続年数、退職年齢、金融資産といった個人のさまざまな情報から「どこまでお金を貸していいのか」を判断しています。この情報を「個人属性」といいます。

 

単純に誰もが名を知るような一部上場企業であったり、公務員であったりすれば「安定的な職についている」と判断されますし、医師のように定年退職という概念があまりなく、平均年収も高い職業であれば「長期間、高年収が確保される」という信用になります。
つまり、金融機関から高評価されやすいのです。その分だけ、より大きな金額をより良い条件で調達することができるのです。

 

不動産投資のメリットとして、「融資を受けてレバレッジがかけられること」「あらゆる業務が外注できること」をすでにお伝えしていますが、医師という属性を生かすことにより、より早く、より確実に節税対策に取り組むことが可能です。

 

つまり「何をすべきか」をわかったうえでスタートすれば、失敗しにくく、確実性の高い資産形成を実現させやすいのです。

 

これは大きな強みになるので、ぜひ意識してください。
 

東京不動産投資株式会社 代表取締役

■運営サイト:「勤務医ドットコム」(https://kinmui.com/


22歳で不動産ベンチャー企業に入社し、わずか3年後、社内最年少の25歳で取締役に就任。
その後、不動産デベロッパーにて取締役副社長に就任。2015年、東京不動産投資株式会社を設立。長年のキャリアの中で、医師をはじめとした高所得者に対する重い税負担が「不動産投資」によって軽減され、労働収入だけに頼らない効率的な資産形成となることに気づく。
その運用方法を解説する東京不動産投資株式会社主催のセミナーに参加した医師は、実に700人を超える。

著者紹介

連載医師のための節税の教科書

医師のための節税の教科書

医師のための節税の教科書

秋葉 侑輝

幻冬舎メディアコンサルティング

診察、事務処理、学会準備・・・ 休む暇なく働いているのにお金が貯まらないドクターへ 手取り額を増やして資産を築くために、押さえておきたいマネーリテラシー

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