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70歳で借金1億円の悲劇も? 知っておきたい「相続の三原則」

相続税法改正をきっかけに、相続対策への関心が高まっています。本記事では、悪徳不動産会社等による「ブラック相続対策」に惑わされないために、「相続の三原則」をご紹介します。

相続対策ではまず「理想のゴール」を見定める

まず、具体的な相続対策の話に移る前に申し上げておきたいことがあります。それは、「万人に適した王道の相続対策はない」ということです。

 

では、自分に合った相続対策をいかに講じるか。その大前提の作業が、現状を知り、将来どうなりたいかを描くことです。


まず、将来の行き先「理想のゴール」を見定めましょう。ドライブと同じで、現在地を確認し、目的地を決めれば、ルートが決まってきます。ゴールさえ決めれば、途中で税制改正や時流の変化を受けての軌道修正があったとしても、行く道が変わってくるだけで、目指す理想との大きなブレは生じないはずです。

財産の「棚卸し」によって現状を把握する

次に大事なのが、今どこにいるのか。現状を知る、つまり財産の棚卸しです。自分がどんな財産を持っているのかを把握しない限り、適切な対策を検討することもできません。土地・建物等の不動産、現金、預貯金、株式などのほか、被相続人が保険料を負担していた生命保険金、死亡退職金なども、「みなし相続財産」として相続税の対象となります。

 

財産の概要を押さえたら、そこから予測される相続税額を算出していきますが、ここでハードルとなるのが土地の評価です。条件や評価減の適用により評価額が大きく異なるので、ここは不動産に強い専門家に依頼するのがベターでしょう。


現在の財産内容や相続税額が把握できたら、家族の将来の夢や希望も併せ考え、理
想とする将来設計に移ります。その上で、もしも描くゴールに到達することが難しいとなれば、どこが問題点なのかをあぶりだし、現実的な対策を再度考え直せばいいのです。相続対策は、早めに着手することが肝要とはいえ、焦りは禁物です。

 

〝急がば回れ〟。まずは、自分が今いる場所(現在)と、向かうゴール(未来)をしっかり押さえ、家族にとっての理想の設計図を描くことが先決と心得てください。

「誰にどのように分割するか」が最初に浮上する問題

ここから相続対策に向けての具体的なアクションの話に移ります。

株式会社財産ブレーントラスト 代表取締役

1958年7月生まれ。94年、株式会社船井財産ドック(現在東証第二部に上場している株式会社青山財産ネットワークス)に入社。97年に事業部長、2001年に取締役に就任、04年東証マザーズ上場時に、上場の鐘を叩く。05年現場での仕事にこだわり、執行役員に降りる。08年、再度取締役に就任。09年、全国ゴルフ練習場連盟の理事に就任する。10年に退任。
12年12月、一人ひとりのお客様に対して、もっと深く密な財産コンサルティング業務に特化したいとの思いから、株式会社財産ブレーントラストを設立。
著書に『あなたの土地の有効活用はやめたほうがいい』『不動産現金化の時代』『あなたの資産 再生いたします』『改訂版 あなたの土地の有効活用はやめたほうがいい』(全て実業之日本社)、『都心不動産 買い方のコツ』『地主心得帳』『買ってよい不動産・悪い不動産』『3年後 崩壊する地主・生き残る地主』(全てPHP新書)等。

著者紹介

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本連載は、2016年10月9日刊行の書籍『あなたの資産を食い潰す「ブラック相続対策」』(幻冬舎メディアコンサルティング)から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

 

あなたの資産を食い潰す 「ブラック相続対策」

あなたの資産を食い潰す 「ブラック相続対策」

秋山 哲男

幻冬舎メディアコンサルティング

恐ろしい「相続対策の裏側」と「知っておくべきポイント」を大公開! ・相続税対策のうち8割が実は不要!? ・バックマージンが横行する業界の実態 ・相続後にお荷物と化す無意味なアパート・マンション ・税理士のうち約半数は…

 

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