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高い英語力を誇る「北欧」「韓国」の教育法を探る

前回は、日本の英語教育の問題点を探りました。今回は、高い英語力を誇る、北欧と韓国の教育法を見ていきましょう。

北欧の小学生は「日本の約9倍」英語を学んでいる!?

では、日本人のように英語を母国語としていないのにもかかわらず、外国語としての英語力を高めている国では、どのように英語を習得しているのでしょうか。

 

「TOEFL®」で上位にランクインしているフィンランド、スウェーデン、ノルウェーなど北欧の国々では、幼稚園のころから英語に限らずフランス語、ドイツ語など複数の言語に触れる環境があります。

 

小学校の英語クラスは10人程度の少人数制で、英語であればイギリス人、フランス語であればフランス人と、ネイティブの教師が指導します。最初から教師の話のすべてを理解できるというわけではなく、母語を話す担任教師がサポートしながら授業を進めます。

 

特筆すべきは授業時間数で、基本的に毎日、それも1日に2回授業が行われることがあります。小学校高学年で比較すると、北欧の国々の英語の授業時間は、日本の約9倍。「TOEFL®」など英語力を測定する国際的な試験で、フィンランドなど北欧の国々が上位にくるのも納得がいきます。

英語で「自分の考え」を発信することを重視する韓国

北欧の国々はヨーロッパにあるため、英語など近隣の国の言葉を学びやすいのは当然と考える人もいるでしょう。しかし、日本と同じアジアの国の中にも、日本よりはるかに進んだ英語教育を行っているところがあります。

 

お隣の韓国は、英語教育に非常に熱心なことで知られています。学校では小学校3年生から週に2回、5年生から週3回の英語授業があります。授業はネイティブ講師によるもので、プレゼンテーションやディベート形式といった、英語で自分の考えを発信することを重視しているのです。

 

韓国では実用的な英語力を測る試験「TOEIC®」の高校卒業時の平均点が700点であるのに対し、日本では大卒の平均点が450点程度です。日韓の間ですでにこれほどまでに大きな開きが出てきてしまっているのです。 

幼児英語教育研究家

ヒューストン生まれ。4歳で日本に帰国したのち、12歳でカナダへ。慶應義塾大学理工学部入学後、環境情報学部へ転籍。フランス語(第一外国語)、イタリア語(第二外国語)を学び、語学への理解を深める。卒業後は、日本アイ・ビー・エムシステムズ・エンジニアリング株式会社勤務、フリーランスで翻訳・通訳の仕事に携わるほか、日本の英語教育学者の第一人者である東京大学名誉教授の岡秀夫教授に師事。
現在は、敬愛大学でSkype英会話の講師を務めるほか、幼児英語教育研究家として子どもたちの英語教育に携わる。日本人男性との間にもうけた一女をバイリンガルに育て上げた。

http://life-produce.jp/

著者紹介

連載バイリンガルに育てるための「5歳までの英語習慣」

本連載は、2016年2月25日刊行の書籍『バイリンガルは5歳までにつくられる』から抜粋したものです。本書で紹介している書籍、DVD、アプリ、WEB動画等の各種コンテンツは、2016年2月のものであり、今後予告なく変更することがあります。

 

 

バイリンガルは 5歳までにつくられる

バイリンガルは 5歳までにつくられる

三幣 真理

幻冬舎メディアコンサルティング

グローバル化が叫ばれている昨今、世間では英語力が問われる風潮になりつつありますが、日本の英語力は依然として低いまま。学校での英語教育も戦後間もない頃からのスタイルとほとんど変わらないのが現状です。そのためか、日…

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