50%損金扱いが可能な養老保険「ハーフタックスプラン」

前回は、逓増定期保険(50%損金タイプ)の解約返戻率の比較を行いました。今回は、50%損金扱いが可能な養老保険「ハーフタックスプラン」の概要を見ていきます。

バブル時代は予定利率が高かった養老保険

次に、昭和の時代から人気のある50%損金の「養老保険」を見ていきましょう。

 

養老保険とは、貯蓄型の生命保険です。現代の生保レディは、戦後の未亡人が養老保険を販売することから始まりました。バブル時代には養老保険の予定利率が高く、満期保険金が払込保険料の2倍、3倍と大きく上回っていましたが、現在は、日本国債の低利率化等が響き、ほぼ同額、もしくは商品によっては元本割れもあります。

一定の契約条件を満たせば、50%損金にすることが可能

養老保険は、法人税基本通達9-3-4の1項からすると、100%資産計上の商品ですが、3項にあるとおり、ある一定の契約条件を満たせば、50%損金にすることができます。俗にそれは「ハーフタックスプラン」と言われ続けてきています。

 

[図表] 養老保険のイメージ

 

図表1にあるとおり、契約者が法人、被保険者が役員・従業員、死亡保険金受取人が役員・従業員の遺族、満期保険金受取人が法人という契約形態で、普遍的加入・規程整備・周知徹底等の条件を満たせば、50%損金として処理することが可能になります。

 

普遍的加入・規程の内容・周知徹底については、諸説ありますが、否認事例は圧倒的に少ないことから、詳細説明は省略します。

幻冬舎総合財産コンサルティング 執行役員

CFP・1級FP 行政書士
鹿児島市出身。1999年鹿児島大学法文学部卒業
大手ノンバンクでの債権回収業務を経て、FP・行政書士の資格を24歳で取得後、税理士事務所、保険専業代理店での保険販売・FPコンサルティング業務に携わる。
保険会社時代には、銀行・証券等の金融機関代理店をはじめ、日本全国の保険代理店の販売サポートに携わり、販路が多い業界の表裏事情に精通。
セミナーでは、他に類をみない、年間1000名以上の参加者が集まり、相談における取扱金額は100億円を超え、依頼は後を絶たない。
保険会社内部事情、営業の現場事情に関係なく、公平・正直に情報を伝えることを心がけている。
宅地建物取引士、証券外務員、貸金業の資格も保有。行政書士として、会社設立や遺言等の官庁法務書類作成もサポート。

著者紹介

連載法人保険の活用術…解約返戻金による節税で手元の資産を残す方法

法人保険で実現する 究極の税金対策 改訂版

法人保険で実現する 究極の税金対策 改訂版

監修 吉永秀史
編著 幻冬舎ゴールドオンライン編集部

幻冬舎メディアコンサルティング

節税、相続対策、会社から個人への資産移転…… 法人保険を使って税金を極限まで減らす方法を徹底解説! 日本の法人課税は諸外国に比べて高い水準にあり、税引き前所得に対して35%程度の実質的な法人税率が課されます。 …

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