法人保険のMHPスキーム・・・法人→法人→個人への資産移転

前回は、法人保険の「MHPスキーム」による法人から法人への資産移転を解説しました。今回は、法人保険の「MHPスキーム」による法人から法人に資産を移転した後、さらに個人へ移転する方法を見ていきます。

法人への移転後、さらに個人へ移転されるケース

次に、法人から法人への移転が行われた後、さらに個人へ移転される事例も見てみましょう。

 

次の図表を見てください。まずA社が保険を契約します。1年目にB社へ移転されています。1年目は、解約返戻金が0円ですので、A社は、結果的に、支払った保険料の100%が損金として算入される形になります。B社は、2年目〜4年目の保険料を負担し、保険料の50%が損金に算入されています。最後に、4年目の解約返戻金額で社長個人に譲渡され、社長個人は5年目の保険料を1回支払って解約、一時所得の申告を行います。

 

[図表] 法人から法人の後、さらに個人へ移転されるイメージ

法人個人間だけでなく、法人間の移転も増えている

このプランでは、A社からB社に移転された際に、A社の損金算入率が100%になっていることが最初のポイントです。

 

昨今は、1社だけでなく、複数の法人を保有している方が多いため、法人個人間だけでなく、法人間の移転も増えています。

幻冬舎総合財産コンサルティング 執行役員

CFP・1級FP 行政書士
鹿児島市出身。1999年鹿児島大学法文学部卒業
大手ノンバンクでの債権回収業務を経て、FP・行政書士の資格を24歳で取得後、税理士事務所、保険専業代理店での保険販売・FPコンサルティング業務に携わる。
保険会社時代には、銀行・証券等の金融機関代理店をはじめ、日本全国の保険代理店の販売サポートに携わり、販路が多い業界の表裏事情に精通。
セミナーでは、他に類をみない、年間1000名以上の参加者が集まり、相談における取扱金額は100億円を超え、依頼は後を絶たない。
保険会社内部事情、営業の現場事情に関係なく、公平・正直に情報を伝えることを心がけている。
宅地建物取引士、証券外務員、貸金業の資格も保有。行政書士として、会社設立や遺言等の官庁法務書類作成もサポート。

著者紹介

GGOとは、GENTOSHA GOLD ONLINE(幻冬舎ゴールドオンライン)の略称。『あなたの財産を「守る」「増やす」「残す」ための総合情報サイト』を掲げ、企業オーナー・富裕層を主要読者ターゲットとして運営している(写真は編集長の立本正樹)。

著者紹介

連載法人から個人へ…生命保険を活用した資産移転術

本書籍は、保険会社の中枢にいて、商品開発をはじめ、銀行・証券・税理士事務所をはじめとした全国の販売代理店支援やトラブル対応の経験を持ち、保険業界の裏事情をよく知る吉永秀史氏に監修をしていただきました。

本資料は、取材・調査に基づき、現実に存在している一般的な生命保険活用事例を示したものであり、データやスキームの正確性や将来性、投信元本の利回り等を保証するものではありません。また、本書籍は、平成30年1月1日現在の法令に基づいて作成しており、今後変更される可能性もあります。個別具体的な法令等の解釈については、税理士等の各専門家・行政機関等に必ずご確認いただくようお願いいたします。記載されている保険商品のイメージ図につきましては、概算値を表示しています。各スキームの導入時は約款や契約概要、パンフレットを必ずご覧ください。

なお、本書籍で示している「契約者」とは、保険料を支出する人で、契約の変更・解約などの権限を持っている人、「被保険者」とは、保険を掛けられる人、その対象となる体を提供する人をいいます。

 

法人保険で実現する 究極の税金対策 改訂版

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監修 吉永秀史
編著 幻冬舎ゴールドオンライン編集部

幻冬舎メディアコンサルティング

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