ここでは、決算対策保険のうち、50%損金タイプ(5年ピーク型・逓増定期保険)・主契約保険金額1億円・70歳・女性というケースで、各商品の比較表を掲載します。
★決算対策保険・50%損金タイプ(5年ピーク型・逓増定期保険)
保険金額1億円・70歳・女性の比較イメージ
<コメント>
この条件の場合、まず3年目を比較してみると、E商品が、91.7%と最も高い単純返戻率となっており、50%損金タイプの高スペックラインといわれる90%台は他にありません。
次に、4年目を見てみると、E商品が92.1%と最も高い単純返戻率となっており、E商品だけが高スペックラインの90%台をキープしています。
また、解約の多いといわれている、5年目で比較をしてみると、A商品が、94.0%と最も単純返戻率が高くなっており、以下、B商品の93.2%、C商品の92.5%と続いており、いずれの商品も90%台の単純返戻率となっており、保険商品間で、熾烈な返戻率争いをしているケースがみてとれます。
さらに、10年目を比較してみると、B商品・C商品が37.8%と、最も高い単純返戻率となっていますが、0%も登場し、スペックダウンが容易に見て取れます。
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こうやって見てみると、
・3年目など、短期的に返戻率の高い商品は、E商品
・5年目など、解約が多い時期に返戻率の高い商品は、A商品、B商品、C商品、D商品、E商品
・10年目など、長期的に返戻率の高い商品は、B商品・C商品
が、高い競争力を持っています。
各年度・男女間で、競争力の強い商品、弱い商品が大幅に入れ替わることの多いのが50%損金・逓増定期保険の通常タイプです。
特定の年度、特定の保険商品だけを見るのではなく、「全社・全商品比較」をしっかり行うことが大切になります。
↓初めての方はこちらの記事をご覧ください。