ここでは、決算対策保険のうち、50%損金タイプ(5年ピーク型・逓増定期保険)・主契約保険金額1億円・40歳・男性というケースで、各商品の比較表を掲載します。
★決算対策保険・50%損金タイプ(5年ピーク型・逓増定期保険)
保険金額1億円・40歳・男性の比較イメージ
<コメント>
この条件の場合、まず3年目を比較してみると、E商品が、89.6%と最も高い単純返戻率となっており、50%損金タイプの高スペックラインといわれる90%台はありません。その他、H商品の87.1%、I商品の85.1%と続いています。
次に、4年目を見てみると、E商品が94.9%と最も高い単純返戻率となっており、H商品が91.0%、C商品が90.9%と続いています。
また、解約の多いといわれている、5年目で比較をしてみると、A商品が、96.3%と最も単純返戻率が高くなっており、以下、B商品の96.1%、C商品の95.4%、D商品の95.1%と続いており、いずれの商品も90%台の単純返戻率となっており、保険商品間で、熾烈な返戻率争いをしているケースがみてとれます。
さらに、10年目を比較してみると、G商品だけが100.1%と、100%を超える、最も高い単純返戻率となっており、以下、C商品の98.2%、H商品の96.1%と続いています。10年目となると、50%損金タイプの高スペックラインと言われている単純返戻率90%超をキープしているのは、4商品だけとなってしまいます
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こうやって見てみると、
・3年目など、短期的に返戻率の高い商品は、E商品、H商品、I商品
・5年目など、解約が多い時期に返戻率の高い商品は、A商品、B商品、C商品、D商品
・10年目など、長期的に返戻率の高い商品は、G商品、C商品、H商品
が、高い競争力を持っています。
各年度・男女間で、競争力の強い商品、弱い商品が大幅に入れ替わることの多いのが50%損金・逓増定期保険の通常タイプです。
特定の年度、特定の保険商品だけを見るのではなく、「全社・全商品比較」をしっかり行うことが大切になります。
↓初めての方はこちらの記事をご覧ください。