特集 ハワイの不動産投資で失敗しないための基礎知識

ハワイの不動産投資で失敗しないための基礎知識

世界中の人が集まるリゾート地のハワイ。移住も視野に入れて、ハワイへの不動産投資を夢見る人も多いのではないでしょうか。そんなハワイでの不動産投資で失敗しないためのポイントをご紹介します。


■ハワイでの不動産投資のメリット
ハワイで不動産投資をする場合のメリットとしては、以下が挙げられます。

 

◇安定した不動産市場
ハワイには一年中、世界中から観光客が訪れます。また自然災害もほとんどなく治安もよい楽園の島であるため居住地としても最適で、今後も滞在者数が増えることはあっても減ることはない見込みです。不動産市場は人口の増減に左右されますから、ハワイの不動産市場は安定しているといえるでしょう。

 

◇中古も価値あり
老後をハワイで過ごすというシルバー世代や、ハワイにセカンドホームを持つ人も多く、中古の物件でも常に需要があります。また都市ではなく島ですから、ビーチに近い、商業施設に近い、病院に近いなど、築年数よりも立地条件で価格は決まります。したがって築年数がかなり経っていても、立地条件がよければ高い資産価値があります。

 

◇節税メリット
日本では不動産の償却年数が建物の種類によって決まっており、さらに土地と建物は8:2の割合で評価されるため、償却できる建物の価値が低くなっています。しかし、ハワイでは一般的な土地と建物の評価比率は2:8となっています。また、日本で規定されている耐用年数を超えた不動産の場合は4年の加速度償却ができますから、1年で償却できる建物の資産価値が増えて節税につながります。

◇仲介業者の充実
ハワイは世界でも有数の不動産投資市場となっており、不動産投資を仲介する経験豊かなプロの業者が多くあります。


■ハワイでの不動産投資で注意すべき点

 

◇投資利回りは低い
ハワイの物件の価格は東京と同程度で高額なものが多いですが、賃貸した場合の家賃は低めですから、賃貸で運用しても利回りは低くなります。したがって、高利回りのインカムゲインを求める投資には不向きといえます。

 

◇バケーションレンタルに注意
近年は、購入した物件を専門サイト経由で旅行者に短期で貸し出す「バケーションレンタル」が盛んです。一年中観光客が絶えないハワイで不動産投資することを考えると、長期で賃貸しするのではなく、短期でバケーションレンタルをすれば利回りがよくなるのは魅力です。しかし、ハワイでは法的に30日以内の貸し出しは禁止されています。監視と罰則も厳しくなりつつあるので、注意が必要です。

 

◇物件の足が速い
ハワイは世界中の不動産投資家の注目が集まっていますから、優良物件は足が速くすぐに売れてしまいます。価格交渉もしすぎるとすぐ他に流れてしまいますから、スピーディーな対応が必要です。

 

◇銀行ローン
日本ではなくハワイの銀行でローンを組む場合は、頭金が最低40%程必要で、審査に時間もかかります。また書類はすべて英語となりますから、専門業者のサポートを得る必要があります。

 

◇世界情勢もウォッチ
ハワイの経済収入は観光産業に頼っており、観光客が減れば不動産の需要と価値も落ちます。基本的に観光客は世界中から集まりますが、アメリカやアジアが中心のため、こうした地域の経済が冷え込めば観光客も減るでしょう。またアメリカと他国との対立や紛争で治安状況が悪くなれば、ハワイにもその影響が波及することも考えられます。ハワイだけでなく、アメリカ本土や世界の政治経済状況をウォッチしておくことも大切です。

 


ハワイでの不動産投資は、利回りは低いものの不動産価格は安定しており、自分自身のバケーションや長期滞在にも利用するという観点からは魅力があります。注意すべき点はありますが、お金では計れないメリットも考慮した不動産投資として検討の価値があるといえます。

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