著者紹介

宮城 啓

作家
税理士

1960年生まれ。早稲田大学卒業後、世界4大会計事務所の一つに入社。国内大手証券会社でIPOコンサルティングやプライベートバンキング業務に従事した後、税理士法人を設立し代表社員に就任。税理士。上場会社のMBO第三者委員、買収防衛策独立委員など歴任。2014年、『マモンの審判』(幻冬舎)でデビュー。

書籍

ヘルメスの相続

『ヘルメスの相続』

宮城 啓

複雑な株の持ち合いは何を意味しているのか? アウトローの公認会計士・岸一真が暴き出した驚愕の金融トリック。完全犯罪崩壊までの息を呑む攻防を描く瞠目のクライムサスペンス! 「財務コンサルタント」を生業とする公認会計士の岸一真が金に窮して引き受けた、お門違いの仕事。それは来日してほどなく消息を絶ったアメリカ人ジャーナリストの捜索。その男の恋人・レイラを伴っての調査は、岸の思いとは裏腹に難航するが、思わぬことから終戦直後にGHQが推し進めた経済政策にからむ驚くべき陰謀を炙り出した──。 GHQが断行した財閥解体、財産税の実態とは? 旧華族・桂川家から土地を取得した榊木実業一族焼死事故の真相とは? 千年地所グループ会社からマカオへ送金された300億円の名目とは? 調べ上げた事実の先に新たに現れる謎、謎、謎……。すべてが解き明かされた時、70年間封印されていた真実がついに白日の下にさらされる。 「一連の資金の流れがマネーロンダリングに該当するかどうかを、君たちは追っていた。そして問題なしと結論づけた。だが、事実はもっと複雑だったようだ」

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