青森県上北郡「小型風力発電所」の現地視察会レポート

「ポスト太陽光発電」の一つとして注目を集めながら、全国的にもまだまだ稼動実績が少ない小型風力発電所。今回は、カメハメハ倶楽部による現地視察会のレポートをいち早くお届けします。

風力発電の「メッカ」青森へ

5月20日(土)、カメハメハ倶楽部では初となる小型風力発電所の現地視察会を行いました。場所は青森県上北郡青森町。下北半島の陸奥湾岸に面していることから、風力発電機の稼働効率に大きく関わる風の吹き方である「風況」が良く、風力発電の場所としては条件の良い場所です。

出典:国土地理院ウェブサイト
出典:国土地理院ウェブサイト

当日は、11:30に青森県のJR八戸駅に集合。遠方にも関わらず4名の会員様にご参加いただき、今回の視察会の案内をお願いした株式会社サンワシステムさんの手配による27人乗りのバスで目的地へと向かいました。車内では、サンワシステムさんによる会社説明、視察予定地、風力発電に使用している機器とそのシミュレーション、費用や利回りなどの説明をうかがい、皆様もイメージを膨らませているご様子です。

 

道中、ホテルでの昼食では青森十和田の郷土料理「バラ焼き」を堪能致しました。ねぶたのディスプレイや名産品などもあり、風力発電の視察会ではありますが、豊かな郷土色に会員様も楽しんでいただけたように思います。

 

八戸駅を出発し、現地まではバスで約1時間30分。途中、六ヶ所村付近では多くの大型風力発電所やメガソーラーなどを見る事ができ、青森が「風力発電のメッカ」と言われていることを実感しました。

 


有料道路は渋滞もなくスムーズでしたが、現場近くの道の駅では「青森花見祭り」が開催されており、現地の社員いわく「こんなに車が多いのは初めて」という混雑ぶりでした。

 

 

いよいよ、風力発電所が見えて来ました。

 

 

1カ所目の視察場所に到着です。当日は天気が良く、東京では5月に珍しい気温30度を越えた真夏日。青森でもスーツ姿では暑いくらいでした。

 

実際の風車を見ながら、サンワシステムさんの技術担当者が建設工程などを説明。風速は3m/s程度でしたが、実際に目にした風車が回る風景は圧倒的で、会員の皆様からも初めて見る風車に「凄い!」という声が上がっていました。視察で訪れた一帯は、一面の菜の花に覆われた場所に4本の「C&F社(アイルランド)製の風車」がそびえ立ち、綺麗な風景となっていました。

 

私を含め、会員様も各々に風車を眺めたり、技術担当者への質疑応答を行って、風力発電に対する理解を深められたようです。

メーカーによって異なる「風車」の詳細

次にバスで10分ほど移動した海に近い現場では、「エグザラス社(アメリカ)製の風力発電設備」を視察しました。技術担当者から、C&F社製との相違点や実際のメンナンス方法などの説明がありました。C&F社製の風車は、メンテナンス時にいったん風車を油圧で倒してメンテナンスを行うのに対し、エグザラス社製のものは高さ12mの頂点まで登り、その場でメンテナンスを行うそうです。高いところが苦手な会員様からは悲鳴が上がっていました。
 


エグザラス社製の風力発電設備は、製造者が保証する使用限度(最大能力)を出力で表示した「定格出力」が1基あたり約10kWであるため、価格は安価であるようです。しかし、施工や投資の効率を高めるためには、1区画につき2基立てることがポイントのようです。下現場で他に気付いたのは、C&F社製の風力発電設備に比べて風車の回転音が大きいように感じたことです。


帰りには休憩も兼ねて先述の道の駅に寄り、各々お土産なども見ていただき、JR八戸駅へ向かいました。帰路も混雑なく、予定通りの17:30に駅に到着しました。到着後は、本日のまとめと今後のご連絡などを確認し、解散となりました。

 

 

私は新幹線までの時間があったこともあり、視察会の無事終了を祝い、近くの食堂でいちご煮丼とビールをおいしく頂きました。

 

小型風力発電は全国的にも稼動実績が少ないため、稼動中の発電所の視察は貴重な機会になったと思います。機会があれば随時、視察会を行っていく予定です。

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連載「小型風力発電所」現地レポート

GAM

GAMとは、株式会社幻冬舎アセットマネジメント(GENTOSHA ASSET MANAGEMENT Inc.)の略称。アセットマネジメント業務、企業の経営・財務に関するコンサルティング業務、自己投資業務、仲介業務などを行う。
太陽光を中心とした再生可能エネルギーの売買仲介業務にも強みを持つ。低圧から特高圧まで、幅広い発電所開発に従事したメンバーが在籍し、立地・部材・許認可など発電所建設に必要な知識と経験を持つ。

著者紹介

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