目をケガしたかも!? ダメージを抑える正しい対処法

「白内障の手術を受けるべき?」「目がかすんで見えるけど、これって病気?」・・・筆者が関わるウェブ上の「眼科相談室」には、毎日全国の方々からたくさんの悩みが寄せられています。本連載では、目のケガや、ドライアイに関するQ&Aを紹介します。

目に異物が入った時は、まず水などで洗い流す

目は非常に重要な感覚器官です。しかし、目は露出しているため、ときとして大きなダメージを受けてしまうことがあります。

 

代表的なものでは、異物が目に入った、眼球や目の周りを切ったり刺したりした、目をぶつけたなどということが挙げられます。それぞれあたりどころが悪いと目に障害が起きる場合があります。どのような場合も、まずはパニックにならず早めに眼科を受診して、診てもらいましょう。

 

異物が目に入った、切ったり刺したという場合は、まず水などで異物を洗い流します。ただし、目が開かないという場合は無理に目を開かず、軽く汚れをとってください。その後早急に眼科に連絡を取り、応急処置の指示を受けて受診しましょう。

眼球に内出血があれば「結膜下出血」の可能性も

また打撲の場合程度により対処法が異なります。鋭利なものではなく鈍的に目をぶつけた場合には、外見上は何もなくても目の中に出血したり結膜や角膜に傷がついていることもあるので注意が必要です。単に網膜に腫れが起こっているだけであれば何もしなくても数日から1週間ぐらいで自然に回復します。

 

眼球に内出血が認められる場合は、打撲による結膜下出血である可能性が高いです。出血そのものは通常2週間ぐらいで自然に引きますが、異物感がある場合は結膜に傷ができていることもあります。傷の大きさによっては感染を予防するためにも点眼薬を使用します。

 

ただし打撲外傷の程度がひどいと、後から続発性緑内障や硝子体出血、網膜剥離などを起こす可能性があります。これらは初期に症状が出ないことがあるため、ケガをしたあとも、しばらくは定期的に眼科で丁寧に診てもらいましょう。

 

[図表]障害種別給付状況(平成26年度分)

平成27年度日本スポーツ振興センター学校安全、災害共済給付ガイドより作成
平成27年度日本スポーツ振興センター学校安全、災害共済給付ガイドより作成

日本眼科学会認定眼科専門医
指導医 

1998年名古屋大学医学部卒業後、社会保険中京病院に勤務。
2000年、社会保険中京病院眼科医員。
2005年ハーバード大学 Massachusetts Eyeand Ear Infirmary 留学。2006年、イリノイ大学眼科留学。2012年慶應義塾大学医学部大学院卒業博士号取得。同年、岐阜赤十字病院眼科主任部長、名古屋アイクリニック角膜・眼表面担当医に就任。白内障、レーシック、フェイキックIOLから角膜移植術、角膜クロスリンキング、眼瞼手術など最先端の手術をマルチにこなす。2011年~2015年までの手術実績約3700眼。
慶應義塾大学医学部 眼科学教室 非常勤講師。
大連医科大学客員教授。
中華人民共和国 非常勤医師免許取得。
ICLインストラクター。
トラベクトームインストラクター。

著者紹介

連載放っておくと大変なことに!? 目のケガ・ドライアイQ&A

目の悩み・疑問がスッキリ解決する500のQ&A

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小島 隆司

幻冬舎メディアコンサルティング

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