廃虚同然の工場にあっさりテナントが付いた理由

前回は、狭い工場をバイクの駐車場に転用した成功事例を取り上げました。今回は、廃虚同然の工場にテナントが付いた理由について見ていきます。

「建物はタダ」で手に入れた古い工場

成功例② ― タダで手に入れたオンボロ工場が”変身”

 

Bさんが投資したのは板橋区の準工業地域にある、80坪の敷地を持つ古い工場です。投資したのは土地代だけ、つまり「建物はタダ」でした。

 

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建物に値段がなかったのにはわけがあります。単に古いだけではなく、壁のあちこちに穴が空いており、ほとんど”廃虚”に等しい状態だったからです(本当に今にも崩れ落ちそうで、立っているのが不思議なほどでした。その工場で過去に何が作られていたのかをイメージできるものも何一つ残されていませんでした)。

 

しかも、土地の形状にも大きな問題がありました。外の道路と工場の敷地を結ぶ入り口近辺の勾配が並外れてきつく、アクセルを思いっきり踏まなければ自動車が上がることができなかったのです。

 

何も知らない人であれば、まず間違いなく「一体、こんなオンボロ工場を借りる人がい
るのか?」と思うことでしょう。


しかし、Bさんがテナントを募集してから、借り手はすぐに現れました。リフォーム会社の乙社が「80坪あれば、事務所と駐車場、資材置き場をすべて置けるので好都合だ」と、手を挙げたのです。

工場・倉庫の賃は双方が満足できるケースが多い

リフォーム会社ですから、修繕するのはお手の物です。壁はきれいに張り替えられ、不具合のあったところは全て直されて、工場はまるで新築同様に生まれ変わりました。

 

また、土地が抱えていた問題も解消されました。入り口付近の勾配は削られ、自動車は難なく上がれるようになったのです。これらの修繕等に要した費用の大半は乙社が負担しています(一部はBさんも負担しました)。また、近隣との間で何かトラブルがあった場合には乙社が責任を負うことも、契約書の中で約束されています。

 

貸し手ばかりが得をしているようにも思えますが、乙社にとっても、この工場を借りることには大きなメリットがありました。事務所、駐車場、倉庫をバラバラで借りる場合に比べて、毎月の賃料を3分の1以下に減らすことができたからです。

 

このように、工場・倉庫の賃貸は、通常の賃貸に比べて、借り手にとって有利となる場合がほとんどであり、貸す側も借りる側も、大きな満足感を得られることが少なくありません。

 

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本連載は、2016年7月27日刊行の書籍『「工場・倉庫」投資のススメ』(幻冬舎メディアコンサルティング)から抜粋したものです。

株式会社タープ不動産情報 代表取締役

1965年生まれ。アウトドアスポーツの企画運営に携わったのち、26歳で不動産事業に魅了され、1999年に株式会社タープ不動産情報を創業、代表取締役に就任。居住用から事業用まであらゆる不動産の仲介、取引、トラブル解決に従事し、独自のノウハウを構築した。現在は工場・倉庫など事業用物件を中心に、管理・顧問契約を600件以上取り扱っている。不動産コンサルティングマスター、宅地建物取引士、相続対策専門士、IRIA国際不動産投資アドバイザー、賃貸不動産経営管理士、マンション管理業務主任者、文京区役所「不動産相談」相談員、東京都宅地建物取引業協会文京区支部常任理事。

著者紹介

連載格安物件でも儲かる「工場・倉庫投資」八つの成功事例

「工場・倉庫」投資のススメ

「工場・倉庫」投資のススメ

三浦 孝志

幻冬舎メディアコンサルティング

高齢化と人口減少により、空室率が上昇し続けているアパート・マンション。都心部の一等地にあるような立地条件のよい物件か、付加価値の高い築浅物件でもないかぎり、もはやアパート・マンション投資で儲けることはできません…

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