大地主として絶対に手を出してはいけない「脱税行為」

今回は、絶対に手を出してはいけない「脱税行為」について見ていきます。※本連載では、株式会社鹿谷総合研究所の代表取締役で、公認会計士・税理士でもある鹿谷哲也氏の著書『繁栄する大地主 衰退する大地主 節税プランの良し悪しと決断力の有無で大きく分かれます』(新評論)の中から一部を抜粋し、大地主が今後も「繁栄」していくための事業承継の進め方を解説していきます。

「脱税」をするような人は事業承継が上手くいかない

皆様方は不動産賃貸業における脱税とはどういったものを指すと思われますか? それほど難しくありません。家賃収入を売上から除外するとか架空の人件費や経費を計上することです。

 

これらは明らかに脱税行為であり、厳に慎まなければなりません。人間というのは面白いもので一度でも悪事を働くと、バレルまで何度も繰り返します。万引きしかり覚醒剤しかりです。

 

ところで私がなぜこうした脱税のことに触れたかと言いますと、脱税をするような方は事業承継が上手くいかないケースが圧倒的に多いからです

 

まず会計事務所との関係が自然と疎遠になっていきます。最近は国税当局も特に脱税については厳しく取り締まりをしておりますので会計事務所の側に立てば脱税をするようなお客様とはお付き合いしたくないのです。

「節税」に時間とエネルギーを投入する

これは会計事務所以外でも同じです。金融機関然り、管理会社然りです。また家族関係も上手くいっていないケースが多いようです。

 

要するに事業承継というのは様々な方の協力が必要になるのですが、脱税をするような方はそうした回りの方々の協力が得られなくなるのです。

 

もちろん節税は大いにやらないといけません。節税に時間とエネルギーを投入しないで能天気に税金を払っているようでは不動産オーナーとして失格です。

 

いずれにしても繁栄する大地主を目指すのであれば脱税からは即刻足を洗い、間違えている会計処理は早急に改善しましょう

本連載は、2017年2月25日刊行の書籍『繁栄する大地主 衰退する大地主 節税プランの良し悪しと決断力の有無で大きく分かれます』から抜粋したものです。その後の法律、税制改正等、最新の内容には対応していない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

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連載大地主として末永く繁栄するための「事業承継」の進め方

株式会社鹿谷総合研究所 代表取締役
公認会計士鹿谷会計事務所 所長 公認会計士・税理士

1952年香川県生まれ。1976年慶應義塾大学商学部卒業。1979年公認会計士試験合格と同時にプライス・ウォーターハウス会計事務所に入所、監査に従事。1982年公認会計士辻会計事務所において、税務・商事法務の実務に携わる。1984年新日本証券調査センター経営研究所において、各種講演、相続・事業承継対策、資産運用、上場支援等を手がける。1987年(株)鹿谷総合研究所を設立。

著者紹介

繁栄する大地主 衰退する大地主 節税プランの良し悪しと 決断力の有無で大きく分かれます

繁栄する大地主 衰退する大地主 節税プランの良し悪しと 決断力の有無で大きく分かれます

鹿谷 哲也

新評論

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