相続の話合いをこじれさせる「配偶者」
遺産の分け方の話合いをこじれさせる傾向の人がいます。それは「配偶者」です。
相続人である長男や長女は、きょうだいでもめたくないから、適当なところで妥協して早く終わりにしようと思っているのに・・・。
長男の妻が、
「あなた、住宅ローンを完済するには、あと500万。500万円は増やしてもらいなさいよ」
「良子さんは、自宅を建てるときに、お父さんから1000万円以上もらったって聞いているわよ。その分も計算に入れてもらってよ」
などと言ったりします。
相続人である長男、長女はある程度で妥協するが・・・
長女の夫が仕事を休んで法務局で不動産の資料をとってきたり、銀行に行って手続の書類をもらってきたり。仕事で慣れているエクセルを駆使して、遺産目録(リスト)を作成して、複雑な計算が必要な分割案まで作ったりします。
相続人である長男、長女は、ある程度で妥協して、早く決着をつけたいと思っていても、妻や夫の言い分をむげに無視するわけにいかず、なかなか合意できない、結着できないという事態になってしまいます。