今回は、シンガポール社会で日常的に使用されている独特の英語「シングリッシュ」について解説します。※本連載では、ビズラボシンガポール所長、日本アシストシンガポール代表取締役・関 泰二氏の著書『シンガポールとビジネスをするための鉄則55』(アルク)の中から一部を抜粋し、仕事でシンガポールに関わる人が知っておくべき基礎知識をご紹介していきます。

「シングリッシュ」が国のアイデンティティのひとつ!?

Q.英語はシンガポール社会でどのように使われていますか?

 

A.公用語は4つありますが、ビジネスでも日常生活でも、中心となっているのは英語です。シンガポール人の間では、シンガポール独特の英語「シングリッシュ」が話されています。

 

シンガポールには、英語、マレー語、中国語、タミル語と4つの公用語があります。しかし、ビジネスの場はもちろん、レストランやホテル、ショッピングモールなど、日常耳にする言葉は英語です。

 

ただ、シンガポール人の間では、私たちが聞き慣れているアメリカ英語やイギリス英語ではなく、中国語やマレー語などの影響を受けた「シングリッシュ」(Singlish)と呼ばれる英語が使われます。独特の発音やイントネーション、文法などを持ち、早口で、イントネーションが波のように上下するのが特徴です。文の最後に、日本語で言う「~だね」「~だよ」といったニュアンスで「~lah」(ラー)や「~leh」(レー)が付いたり、主語が省略されたりします。

 

2000年ごろからは、より標準的な英語を話すようにしようという運動が、主に教育政策を通じて行われています。しかし、シングリッシュを自国のアイデンティティと考える人も多く、街の中では相変わらず、シングリッシュが幅を利かせています。

英語が下手で自信がなくても、とりあえず話してみる

英語が共通語ではありますが、シンガポールは非常に国際的な国なので、必ずしも英語で育った人ばかりではありません。多くの日本人と同様、英語を外国語として学んで身に付けた人もたくさんいます。

 

うまく発音できなかったり、文法が間違っていてもさほど気にすることなく、みな積極的にコミュニケーションしています。ジェスチャーや気持ちでいくらでもカバーすることができますし、また相手もフォローしようとしてくれます。

 

英語が下手で自信がなくても、とりあえず話してみるよう心掛けると上達します。逆に、海外に長年住んでいてもコミュニケーションに消極的な人は、なかなか話せるようになりません。

 

特にビジネスでは、言葉に壁を感じて物怖じしていては、トラブルの元になります。わからないことがあれば遠慮せず聞き返したり、紙に書いてもらうなどして工夫しましょう。

シンガポールとビジネスをするための鉄則55

シンガポールとビジネスをするための鉄則55

関 泰二

アルク

アジア進出への第一歩の場として注目を浴びるシンガポール。現在、1000社以上の日本企業がシンガポールに拠点を置き、さらに増加傾向と言われています。 本書は、仕事でシンガポールに関わる人が知っておくべき「鉄則」をコン…

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