最新データから見るNZオークランド郊外不動産の価格上昇

オークランド郊外の不動産価格は、過去18カ月間、大きな価格上昇を見せています。価格上昇が見られた区域は一等地から手ごろな場所まで多様性がありますが、一方、共通する特徴もありました。今回は、価格上昇を見せる地域の共通点と、実際に購入する際に気をつけるべき金利の動向について解説します。

18カ月間で46%以上の値上がりを見せた地域も

現地市場の約1/3を手掛けるオークランド最大手の不動産会社バーフット&トンプソン社が、「オークランド郊外の最も人気の高い上位20位」を発表しました。その新たな順位からは、過去18カ月間にオークランド中で劇的な価格上昇があったことがみてとれます。

 

またこの順位は、ノースショアや中心都市のような高値の一等地から、西および南オークランドの手頃で労働者層に人気の高い地域まで、分布に多様性があることを示しています。

 

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これら地域の人気の高さには、求められている快適さや、ビーチや一流校へのアクセスの良さ、交通の便の良さ、あるいは初めて住宅を購入する人にとって、都市への通勤圏内にありながら住宅価格が比較的安価であるという魅力などが反映されているのです。

 

以下のホットリストは、富裕層と労働者層が入り混じる、今最も人気のある地域を示しています。

 

Barfoot & Thompson Ltd
Barfoot & Thompson Ltd

同社は、2015年2月から7月の6カ月間の平均販売価格が、前年の同期間のそれと比べ、飛躍的に上昇していることを確認しました。リストの筆頭であるミルフォードでは、46.3%という劇的な上昇を記録し、オークランドの平均価格の約2倍の116万1,000NZドルの値を付けました。

 

一方、オークランド郊外で唯一200万NZドルを付けたハーンベイはリストからは外れ、価格重視の買い手がより手頃な地域に照準を合わせたことから、テ・アタトゥ・ペニンシュラ、テ・アタトゥ・サウス、マヌレワ、パパトエトエ、グレンエデンのような都市部から離れた郊外が上位20位に躍り出ました。

躍進する地域には「共通の特徴」がある

このリストからは、異なるタイプの郊外と、異なる価格帯を兼ね備えた多様性のある都市が、水準を超える価格上昇を謳歌していることがわかります。

 

ホットリストはノースショア、特にビーチや学校に近く、交通の便が良い地域の人気が根強いことを強調していると言えます。しかし、サンドリンガム、 サニーヌーク、 テ・アタトゥ・ペニンシュラのような人気が上昇中の郊外地域は、より多くのオークランド市民がその地域特有の魅力を見出してゆく中で確固たる地位を築きつつあるのです。

 

すべてが全く異なるこれらの地域には、共通するいくつかの重要な特徴があります。都市の外れに位置し、また、交通アクセスがあまり良くありません。こうした地域は今、栄えつつある居住拠点となっており、オークランドにおいて比較的手頃な郊外の住宅地として成長がとても期待されています。

 

NZ住宅の購入に適したローンとは?

もしも住宅購入を決めた場合は、住宅ローンの金利を確定する前に、6カ月間で組む事をおすすめします。なぜなら、すべての大手銀行が変動金利と固定金利を切り下げ続けているからです。固定金利は4.6%程なのに対し、変動金利は未だに5%台と以前高く、変動金利にして割増料金を払う意味はありません。もしローンを借り換えるなら、同じように6カ月の固定金利とし、変動金利は選ばないほうがよいと思われます。

 

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資産分散と償却メリットを狙った「ニュージーランド不動産」活用法

 

金利が再び上がるかもしれないという状況にあって、これは大きな賭けですが、現在の世界経済がそうであるように、2016年または2017年までは、金利に変化はないと予想されます。低インフレ下にある限り、インフレ率が上昇することはないでしょうし、金利を上げる理由も見当たりません。

 

ニュージーランド準備銀行が政策金利の切り下げを行い、更なる切り下げの可能性を示唆してから、キーウィ銀行(Kiwi Bank)は金利の切り下げを行いました。政府所有のキーウィ銀行はまた、同行の変動金利を5.9%まで引き下げました。現在は6カ月物で5.19%、2年物で最低金利の4.59%としています。その他の大手銀行も金利の切り下げる方向で動いており、今後の金利同行には注目が集まっています。

伊藤 哲次

Goo Property JP(TERRY’s WAY株式会社) 代表取締役社長

1992年、奈良県天理大学中退。1993年、個人輸入代理店を起業。ITシステム開発会社のジョイントベンチャー設立などを経て、2003年、グルメデリバリーシステム株式会社(現:Terry’s Way株式会社)を創業。自ら開発した富良野メロンパンの移動販売を手掛け、2004年よりフランチャイズ募集を開始(2007年、100加盟店を達成)。現在は、Terry’s Way株式会社 FOOD事業部として展開中。

2009年、富裕層向け国際会計サービス HENRY INVESTMENT SERVICES pte.ltdを元PWC国際会計士と共同設立(本社:シンガポール)。海外金融サービスや投資スキームのコンサルティングサービス、富裕層開発のマーケッターとして、顧問社数は現在200社を超える。2014年より、海外投資サービスの一環として海外不動産投資のリサーチを開始。2015年、ニュージーランド不動産投資コンサルティングサービスを開始し、GOO Property NZ LimitedをNZ不動産エージェントと共同設立。GOO Property ジャパン (Terry’s Way株式会社)と共に不動産投資コンサルティングサービスを行う。
WEBサイト http://gooproperty.com/

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