長期滞在先として日本人に最も好まれているマレーシアは、温暖な気候や安い物価だけでなく、親日的な国民性や整ったインフラ、高い医療水準など、評価するべき点が多くあります。

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2020年の先進国入りを目指す「東南アジアの優等生」

マレーシアは財団法人ロングステイ財団の調査において、オーストラリアやハワイといった人気地域を抑え、9年連続(2006~2014年)で日本人のロングステイ希望国「世界No.1」に選ばれています。

 

その背景には、物価が安いこと、多民族国家で外国人を受け入れやすい土壌であること、親日国であること、インフラ整備が進んでいること、温暖で過ごしやすいこと、英語が通じること、医療水準が高いこと、天災リスクが低いことなど、マレーシアが数多くの魅力を持ち合わせた国であることが挙げられます。

 

また、マレーシアは他国と比べて比較的簡単に長期滞在ビザの取得が可能であり、長期滞在ビザ「MM2H」を取得した日本人は、2002年から2014年の間で3612人に上り、中国に次ぐ世界二位となっています。


このような背景から、投資用としてだけでなく、自身の居住を目的に購入される日本人の方が多い点は、マレーシア不動産の特徴のひとつと言えます。

 

■海外ロングステイ希望先

出所:財団法人ロングステイ財団
出所:財団法人ロングステイ財団


 
 

 

 

 

 

 

 

 

国家主導によってアジア経済の中で模範的な発展を遂げ、 シンガポールと並び「東南アジアの優等生」と称されるマレーシア は、「2020年の先進国入り」を目指して1990年代前半から工業化を推し進めています。

 

直近20年間でマイナス成長となったのは、アジア通貨危機の影響があった1998年、そしてリーマン・ショックを発端とした金融危機に伴う世界的な景気失速が見られた2009年のみ。1990年以降、1年あたりの平均成長率は約6%と安定した経済成長を記録する中、歩調を合わせるようにマレーシアの不動産価格も右肩上がりの状況が続いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マレーシアでは2050年に総人口が約4300万人(2013年=2995万人)に達すると予想されているなど、人口の増加基調が長期的に続くことから、安定的かつ持続的な住宅需要の拡大が見込まれています。

 

マレーシアの人口動態は、将来の経済成長の“礎”となる若年層の比率が高い、理想的なピラミッド型となっており、今の10代・20代が数年~10数年後の不動産購入層となることから、マレーシアの不動産ニーズは年を追うごとに拡大していくと考えられています。

割安感のある単価、外国人も登記可能な土地付一戸建て

首都クアラルンプールの一般的なコンドミニアムのm²単価は、世界でも物件価格が高い香港、シンガポールと比べて「1/6~1/8」程度で、1人当たりの名目GDPや国民総所得がマレーシアを大きく下回るバンコクよりも安くなっています。また、外国人に人気が高いクアラルンプールの最高級コンドに限ってみても、東京都心の最高級マンションと比べて、概ね「1/3」程度のm²単価となっています。

 

マレーシアの物件価格が割安な理由としては、2006年頃まで外国人の不動産購入に対する規制が厳しく、不動産市場に外国資金が多く流入してなかった点、住宅用地が多く依然として土地価格が安い点、そして自然災害がほとんどなく、日本ほど厳しい建築・耐震基準が課せられておらず、建築コストが多く掛からない点などが挙げられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マレーシアは主要な東南アジア諸国の中で、コンドミニアム・土地付き一戸建て住宅共に、外国人名義で購入・所有できる数少ない国です。また、現地銀行から住宅ローン融資を受けられるうえに、契約関連書類も基本的に全て英語で作成されているなど、外国人に対して比較的開かれた市場が形成されていると言えます。

 

ただし、マレーシアでは国策として外国人による不動産所有を奨励する一方で、急激な価格上昇の防止や自国民の保護のために外国人に対する購入価格規制が設けられています。

 

従来は50万リンギ(約1400万円)以上の物件であれば外国人でも購入することができましたが、2014年から多くのエリアでその基準が「100万リンギ以上」へと引き上げられている点には注意が必要で、今後はこれまでよりもエリアや個々の物件選びが重要になってくると考えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注目が集まるKLCC公園、ブキビンタン周辺

「KLCC公園」周辺は、オフィス、商業施設、5つ星ホテル、高級コンドミニアムなどが建ち並ぶマレーシア経済の中心地であり、クアラルンプールのシンボル「ペトロナス・ツインタワー」があるエリアとしても知られています。また、KLCC公園からほど近い場所にある国内随一の繁華街「ブキビンタン」は、人気No.1ショッピングモール「パビリオン」を筆頭に数多くの商業施設が建ち並び、世界的な高級ブランドも多数出店していることから、“クアラルンプールの銀座”とも称されます。

 

近隣では、世界各国の金融機関を誘致し、50万人の雇用機会創出が期待される、国際金融特区「トゥン ラザク エクスチェンジ(TRX)」の開発も進められているなど、投資先としての魅力と、自身の居住にも適した利便性を兼ね備えたエリアとなっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回は、国家プロジェクト「イスカンダル計画」によって、劇的な変貌を遂げようとしているマレーシア第二の都市「ジョホール」の最新事情を見ていきます。
 

 

 

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