今回は、賃貸物件の「清掃」を大家自らが行うことで得られるメリットを見ていきます。本連載は、株式会社タカ・コーポレーション代表取締役、中村 隆氏の著書『続・究極の不動産投資術』(株式会社タカ・コーポレーション)の中から一部を抜粋し、不動産の購入から、入居者募集、物件の維持管理まで、「究極の不動産投資術」の具体的な内容を解説します。

入居者の要望を直接聞いて満足度アップに役立てる

ご自身でアパートの清掃ができるのであれば現地まで車で行ってやる方が断然いいです。というのは現地に行けば入居者に会える機会があるからです。入居者と会ったら必ず挨拶しましょう。そして大家であることを伝えて何か不満等がないか聞きましょう。もし不満等があれば、その内容が改善できることであればできる限り改善しましょう。そうすれば顧客満足度もアップします。

 

要は実際住んでいる入居者がアパートのことを一番知っているので、彼らからアパートの差別化につながるかもしれない情報を聞いてアパートの価値を上げるのです。貴重な情報源です。ぜひ活用してください。

 

改善するのに費用がかかるのであれば費用があまりかからないことから改善していきましょう。掃除をした後でできれば入口に花を飾るのも効果があります。小山市のマンションは入口の両側に花を飾っています。そうすると女性の入居者が増え、入居者のバランスも同時に改善されていきました。

 

しかしサラリーマン大家の場合はそこまでできない方もおられます。そういう場合は専門業者にお願いしましょう。費用は3棟で月2回の清掃で2万8000円です。クロス張替えもほかの業者より安いです業者を私はやはりインターネットで見つけ出しました。私はインターネットで徹底的に割安の業者を探します。

退去日当日に清掃を行うことで「機会損失」を防ぐ

今までは入居者が退去した場合は管理会社が業者に連絡して部屋を清掃していました。しかしいつも何日に清掃が終わって入居可能かの連絡が遅くて入居者募集の機会損失が結構ありました。

 

そこで最短距離でいくことを思いつきました。それはクロスを張り替える必要がなければ大家自身が退去日に立ち会ってその後一気に清掃するのが一番機会損失しなくていいということです。

 

例えば8月31日に退去した場合は、その日に清掃を完了すれば9月1日から内見でき即入居できるのでまったくロスタイムがなく効率的です。もし自分で清掃ができないのであれば退去日の翌日に清掃してもらうようにしましょう。そうすれば機会損失なしで効率的に募集活動ができます。

 

私も何回も家内と清掃しているので清掃もプロ級になってきました。特にフローリングは二度ワックスがけしていつもピカピカにします。もちろん自宅のフローリングと階段もピカピカです。光沢がでて気持ちがいいです。台所も徹底的にきれいにします。トイレとバスルームは家内の担当です。私の担当ではないけれど、ある本でトイレを掃除していつもきれいにしていると金運が良くなると書いてありました。だからトイレを清掃することは意義があるらしいと私は思い、できる限り自宅のトイレの掃除をしています。世間一般で店が流行っているかどうか確かめる方法は店のトイレを見ればわかるといわれています。私も正にそのとおりだと信じています。

 

自宅のトイレ掃除をするだけで金運がよくなってお金が入ってくるのなら、これこそ究極の自宅ファイナンスになります。ぜひチャレンジしてみてください。最低損はしませんのでやる価値はありますよ。

本連載は、2012年3月20日刊行の書籍『続・究極の不動産投資術』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

続・究極の不動産投資術

続・究極の不動産投資術

中村 隆

株式会社タカ・コーポレーション

貯蓄ゼロから年間5,000万円の家賃収入を得られるまでの実体験を惜しげもなく公開! 実践で使えるノウハウが凝縮された一冊。 ○本書のポイント ・不動産投資は最初に設置するまでが手間がかかるが、一度設置すれば24時間3…

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