今回は、資金量に応じた注文数が自動計算できる「トラッキングトレード」のメリットを説明します。本連載は、斉藤学氏の著書、『マナブ式FXトラッキングトレード入門』(実業之日本社)の中から一部を抜粋し、FXの必勝法といわれる「トラッキングトレード」のしくみを紹介します。

レンジ内に何本仕掛けるかで異なる、リスクとリターン

「トラッキングトレード」では、資金量に応じて、仕掛ける注文数を自動計算してくれます。資金管理もある程度、お任せにできるので安心です。

 

リピート注文では、注文を設定するレンジを決めたら、仕掛ける注文の本数も決めなければなりません。たとえば、5円幅の中に5本仕掛けるのと、10本仕掛けるのでは、リターンもリスクも異なります。

 

仮に、5円幅の中に5本のリピート注文を仕掛けると、各注文の幅は1円間隔になります。ドル/円の通貨ペアであれば、1日の中で1円以上の値動きをすることはあまり多くありませんので、「リピート注文を設定しても、なかなか約定しない!」ということになるかもしれません。

 

もし、5円幅の中に10本を設定すると50銭間隔になりますので、設定して1日経過する間には、何度か利益確定していることもあるでしょう。

5円幅に5本と10本を比べると・・・

本数を増やせば、それだけ利益を増やすことにつながりますが、逆にリスクも増大させます。

 

5円幅の中に10本リピート注文を仕掛ける場合、相場の状況によっては最大で10本のポジションを同時に保有することになります。そのまま、設定とは反対方向に相場が進んでしまうと、10本分の注文が含み損を拡大していくことになります。

 

5円幅の中に5本を仕掛ける場合であれば、最大ポジション数も5本になります。10本の場合と比較すれば、含み損を抑えることができます。

 

「トラッキングトレード」を利用すると、設定した対象資産に対して、何本のリピート注文を仕掛けるのが適正かを自動計算してくれます。自分で資金管理を行う必要はありません。「トラッキングトレード」のシステムが参考値を提示してくれるので判断しやすいでしょう。

 

本連載は、2015年4月4日刊行の書籍『マナブ式FXトラッキングトレード入門』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

マナブ式 FX  トラッキングトレード入門

マナブ式 FX トラッキングトレード入門

斉藤 学

実業之日本社

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