今回は、過去の相場の変動幅を確認できるトラッキングトレードの機能を説明します。本連載は、斉藤学氏の著書、『マナブ式FXトラッキングトレード入門』(実業之日本社)の中から一部を抜粋し、FXの必勝法といわれる「トラッキングトレード」のしくみを紹介します。

過去の変動幅の検証は、面倒だが必要な作業

「トラッキングトレード」では、期間を選択するだけで、過去の相場の変動幅を確認することができます。リピート注文を仕掛ける幅の判断に役立ちます。

 

ここからは「トラッキングトレード」の優れた機能を詳しく見ていきましょう。

 

リピート注文を効果的に仕掛けるためには、過去の価格変動幅を検証しなければなりません。たとえば、3円幅のボックス相場の中で動いている場合と5円幅で動いている場合では、リピート注文の仕掛ける範囲も異なってきます。

 

もちろん、過去のチャートを見れば、おおよその変動幅を確認することはできます。しかし、実際に設定幅を決めるときには、過去1カ月、過去3カ月、過去6カ月……と、さまざまな時間軸で見るとどんな変動幅だったかを確認したくなります。

 

また、変動幅は通貨ペアによっても大きく異なります。それらを一つひとつ目視で確認していくのは手間がかかります。結局、面倒になって、「こんなものだろう」とほぼ勘で決めてしまいかねません。大事な自分の資産を増やそうというときに、これでは心もとないでしょう。

自動計算された数値をもとに、自分で変動幅を設定

「トラッキングトレード」では、通貨ペアと「ボラティリティ参考期間」を選ぶだけで、過去の変動幅を確認することができます。「ボラティリティ参考期間」を切り替えると、時間軸も変更可能です。

 

期間は1カ月、2カ月、3カ月、半年、1年の中から選択できます。

 

実際の設定を行う際には、自動計算された変動幅をそのまま利用してもいいですし、それを参考に100PIPS、200PIPSなど切りの良い数字を自分で設定することもできます。細かな変動幅だと、設定をしてしばらくすると忘れてしまうこともあります。確認画面で確かめることはできますが、切りの良い数字にしたほうがいいかもしれません。

 

本連載は、2015年4月4日刊行の書籍『マナブ式FXトラッキングトレード入門』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

マナブ式 FX  トラッキングトレード入門

マナブ式 FX トラッキングトレード入門

斉藤 学

実業之日本社

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