前回は、フィリピン不動産の将来性に期待できる合理的な理由を説明しました。今回は、日本との比較で見るフィリピン不動産投資の優位性について見ていきます。

海外投資は海外で完結させるべき

フィリピンの不動産投資で大事なことは、決して「売り抜いてやろう!」と短期で見ないこと、焦らないことです。

 

これに関してはビリオネアの影響が大きいと思われますが、日本で不動産をもっている人たちは、常に税金との戦いです。

 

その資産を大きく育てるために一旦は海外へ逃がします。そこで運用した利益を国内に持ち帰りさらに膨らませたがります。

 

しかし、海外で得られた収入はあてにせず、あくまで海外投資は海外で完結させるべきです。

 

それこそ複利ではありませんが、雪だるま式に利益が大きくなる可能性は海外にこそあり、日本では期待できそうにありません。今さら「家の前に線路が敷かれるから土地の買い上げ」なんて話は皆無でしょう。しかし、そうでもない限り、不動産の価値が上がらないというのもまた事実です。

 

 

であれば可能性の高いところにシフトしていくのがベストでしょうが、あまり細かいことは気にしないほうがよいでしょう。

「フィリピンの成長」にお金を賭けるような気概を持つ

システムが整備されてしまった日本の不動産投資に比べ、フィリピンでは、すべてのステップにおいて交渉が可能だからです。

 

たとえば日本の住宅ローンは、多くの人が気軽に申し込める一般的なローン商品です。金利条件などの差はあっても、基本的にどの銀行にもあり、その仕組みに違いはありません。

 

しかし、かつての日本も銀行ごとに商品が違っていました。そこから紆余曲折があり今日の形になったのです。

 

フィリピンにはまだ選択肢は多いです。住宅ローンひとつとっても形が決まっておらず、アップデートが大変です。「あの銀行は融資が通らないのに、こっちの銀行なら通った!」という情報に振り回されてしまいます。

 

ですから昔の株式投資のように「社長が頑張っているのだから、あの会社を応援する!」という気持ちで株を買う。それと同じように、フィリピンの成長に対してお金を賭けるような気概が大きなポイントだと思うのです。

本連載は、2016年2月27日刊行の書籍『億万長者になりたければ、フィリピン不動産を買いなさい』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

億万長者になりたければ、 フィリピン不動産を買いなさい

億万長者になりたければ、 フィリピン不動産を買いなさい

鈴木 廣政・渡辺 頼子

幻冬舎メディアコンサルティング

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