医師にしかできない物件のバリューアップ法とは? JR大宮駅構内

医師と不動産投資の相性が良いことはおわかりいただけたと思います。それでは、医師に向いている不動産とは具体的にどんな物件なのでしょう。

開業を検討するなら「医師不足の地域」が狙い目

先日、とある医師の方とお会いする用件で、埼玉県の大宮を訪れる機会がありました。ご存知の方も多いと思いますが、大宮駅はJR埼京線で新宿からわずか30分。東武鉄道、埼玉新都市交通などが乗り入れる巨大なターミナルステーションです。

 

埼玉というと、どうしても首都東京のベッドタウンという印象が強いのですが、なかなかどうして、715万の人口を抱える埼玉県の経済都市として大宮駅周辺はとても賑わっています。

 

何が言いたいかというと、埼玉県は厚生労働省が発表している「人口10万対医師数」というデータ(都道府県別に10万の人口に対して何人の医師がいるかということを示したもの)で見事(?)ワースト1位の栄冠に輝いた県だということなのです。

 

 

つまり、日本で最も医師が不足している県であり、これから開業するのであれば埼玉県は、最適なエリアのひとつといえるでしょう。

医療サービスの後付けで、容易にバリューアップ可能

聞くところによると、医師の数が多い東京都内よりも埼玉や千葉(ワースト3位)の医師の方が高給を得ているという話もあるほど、両県では医師が求められています。

 

不動産投資というと、不動産そのものの価値はもちろん、周辺の人口構成や交通アクセスなどさまざまな要素を分析する必要があります。交通アクセスが良く、周辺環境も良く、物件自体も新しくて快適、という誰にとっても魅力的な物件は、当然、その分購入価格が高くなりがちです。

 

ところが、医師であればそれらの〝一般的に良い物件〞と考えられる条件と同じくらい、〝その地域に医師が多いか少ないか〞という条件も加えることができます。これなら一般的な不動産の価値とは基準が少し異なりますから、医師にとって魅力的な物件を安く購入することもできるというわけです。そして、将来的にその不動産を「医療関係の施設」として利用すれば、不動産の価値が大きく高まる可能性があるのです。

 

不動産投資で収益をあげるためのセオリーは、なるべく安く買って、その後物件の付加価値をつけること。これに尽きます。

 

その点、医師であれば一般的には魅力の少ない(価値の低い)物件であっても、後から医療サービスを付加することによって容易にバリューアップできるのです。たとえば高齢者専用賃貸住宅やサービス付き高齢者向け住宅などはその最たる例でしょう。

 

これは、単なるリフォームや家具付き住宅の提供といったバリューアップとは比較にならないくらい大きなバリューになると筆者は考えています。そしてそれは医師にしかできない不動産投資の方法なのです。

本連載は、2013年8月25日刊行の書籍『なぜ医者は不動産投資に向いているのか?』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

大山 一也

株式会社トライブ  代表取締役社長

1979年生まれ。東京の不動産投資会社にて、土地売買からアパート、マンション、ビル建設までを幅広く手掛ける。自らが考える不動産価値と収益を最大化する不動産物件を実現するため、2010年に㈱トライブを共同で設立。翌2011年、同社代表取締役就任。これからの高齢化社会では、不動産と医療は密接に連携すべきという持論の下、高収益と高付加価値を同時に実現する独自の不動産物件を多数手掛ける。自ら沖縄の医療法人にも助力し、倒産しかけた医療施設の再建に乗り出し、再生させた。また、新たな医療法人の立ち上げにも参画し、地域医療の活性化に努めている。著書に『なぜ医者は不動産投資に向いているのか?』『資産10億円を実現する 医師のための収益物件活用術』(いずれも幻冬舎)がある。

株式会社トライブホールディングス:http://trivehd.co.jp/

著者紹介

連載医師にしかできない不動産投資術

なぜ医者は不動産投資に向いているのか?

なぜ医者は不動産投資に向いているのか?

大山 一也

幻冬舎メディアコンサルティング

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