前回は、日本人のフィリピン不動産投資でありがちなトラブルを説明しました。今回は、フィリピン不動産の購入代金支払いで発生しやすいトラブルについて見ていきます。

フィリピンでは支払いに対する請求が来ない!?

フィリピンの不動産購入時の注意点として、よくお客様が勘違いされていることや、後でトラブルにつながりやすいポイントをご紹介します。

 

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一番多いのは、「支払いが滞ったときには、デペロッパーから知らせてくるのが普通ではないのか」というものです。毎月毎月、支払いに対する請求が来るものだと思い込んでいる投資家も多いのです。

 

しかしフィリピンでは、最初にデベロッパーが渡すPayment Schedule、Invest Proposal(日本語で支払いスケジュール)に「この通りに支払ってください」と書いてありますから、もうこれを渡している時点で支払いのお知らせは終わっているわけです。

原則3カ月支払いがなければ、権利は失効

日本なら前もって「そろそろ支払い日なのでお願いします」と仔細な手紙が送られてきますが、そのようなことはフィリピンではありません。中にはまれにメールで支払いを知らせてくれるデベロッパーもありますが、英語ということもあり、日本人は見落としてしまうのです。

 

しかも、日本のような自動引き落としのシステムがないので、うっかり支払いを忘れてしまう人が多いわけです。

 

原則3カ月支払いがなければ、権利が失効され、支払い金額によってはお金が戻ってこなくなります。交渉しても、全額はまず戻りません。

 

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それでクレームとなっていますが、これは支払いの義務を怠った側に100%非がありますので、如何ともしがたいのが実情です。

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    本連載は、2016年2月27日刊行の書籍『億万長者になりたければ、フィリピン不動産を買いなさい』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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