自分の「旅立ちの日」を見据えた財政計画の立て方

今回は、自分の「旅立ちの日」を見据えた財政計画の立て方について説明します。※本連載は、NPO法人ライフデザインセンターの編著、『旅立ちのデザイン帖―あなたらしい“終活"のガイドブック』(亜紀書房)の中から一部を抜粋し、「終活」に向けた各種の生前準備についてご紹介します。

これから必要となる経費を具体的に予測

旅立ちまでのライフプランを立てるためには、まず、あなたがあと何年生きたいか(生きることができそうか)を予測し、自分が旅立つ見込みの年度までの収入と支出のバランス(夢や希望を叶えるためのお金のバランス)を考えた財政計画をつくることが必要です。

 

そしてそれは、いままで培った人間関係や地域とのかかわりなどをプランに組み込み、自分がストレスなく生きられる方法を考えることでもあります。

 

そのためにしなければならないことが「人生の棚卸し」です。棚卸しとは、会社などの決算の際に、商品・製品・原材料などの在庫を調査して数量を確かめることをいいます。これを人生の旅立ち(決算)に当てはめ、棚卸しした自分の財産や人間関係をもとにして、あなただけのライフプランを組み立てていきます。

 

定年後のあなたは、これからの生活を年金と預貯金、それに生命保険や持っている不動産などでまかなっていかなければなりません。いつどんな費用が必要になるのか、漠然と考えていると不安になってきます。それならば、具体的に自分やご家族の財産の棚卸しをして、これから必要となる経費を予測してみましょう。

高齢期に収入を増やすことは難しいが・・・

これから必要な経費が、あなたの現在の財産総額に納まれば安心です。財産に見合った生活をすれば、あとで困ることはありません。自分がこれからどういう人生を生きたいのかという目標にしたがって、どこに手厚くお金をかけ、なにを節約すべきなのかを考えてみましょう。

 

支出を減らし、安定した収入を得ることは経済面の安定をもたらし、その結果、これからの生活に安心感と楽しさを生み出してくれます。

 

しかし、高齢期に支出を減らすことは工夫次第でできそうですが、収入を増やすことはなかなかむずかしいと考えられています。年金を節約する以外に、何か方法はあるのでしょうか。その具体例をいくつか挙げてみます。

 

【老後にお金を稼ぐ方法の例】

 

●健康である限り企業や団体で働く

 

●パソコン指導、塾の運営、事務など、いままでの仕事を活かして収入を得る

 

●危険物管理、建物管理など、いままでの資格を活かして収入を得る

 

●ホームヘルパーなどの資格取得や技能を高めて収入を得る

 

●シルバー人材センターへ登録して得意分野の作業を受託する

 

●手芸や伝統工芸品などの創作技術を高め、有償で提供する

 

●農地を借りて野菜をつくり、直売所へ出荷する

 

●農林漁業の繁忙期に手伝って副収入を得る

 

●NPO活動に参加して有給職員となる

 

●空き地や空き家を貸して不動産収入を得たり、売却して譲渡収入を得るなど

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連載今からはじめる“終活”ガイド

2001年6月に長野県で発足したNPO法人。自分らしく生きようとする人々に支援を行うことを目的として、主に高齢期の人々を対象とした活動を続ける。情報提供やセミナーおよび講演会の開催、各種の相談、講師派遣、成年後見人に関する事業や居宅介護支援事業などを行っている。弁護士、医師、司法書士、税理士、社会保険労務士、住職、牧師、ファイナンシャルプランナー、ケアマネージャーなどの専門家が理事として関わっている。2002年には「エンディングノート」の先駆けとして、『旅立ちデザインノート』『旅立ちアレンジ』を発行。現在、長野県長野市と松本市に事務所がある。代表理事は久島和子氏(写真)、小川和子氏、鈴木秀一氏の3名。

著者紹介

旅立ちのデザイン帖 あなたらしい“終活"のガイドブック

旅立ちのデザイン帖 あなたらしい“終活"のガイドブック

NPO法人 ライフデザインセンター

亜紀書房

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