不動産投資成功のカギとなる「出口の最大化」とは?

前回は、専任媒介契約後の「7営業日」が勝負となるマンションの高値売却について取り上げました。今回は、不動産投資成功のカギとなる「出口の最大化」について見ていきます。

売りたい物件があるなら「2018年」までに売却を

買主によって求める物件の条件、価格はそれぞれ違いますが、時流によっても変わっていくものです。現在は買取会社が物件を高く買ってくれますが、将来は真逆のことが起こるかもしれません。

 

その可能性のひとつとして、2018年問題を考えてみましょう。2018年というのは、日本銀行の黒田総裁の任期が終わる年です。そのときにならなければわかりませんが、このタイミングで規制緩和ではなく引き締めがあった場合、不動産業界は一体どうなってしまうでしょうか。

 

恐らく業者は資金調達が困難となり、一気に物件を買えなくなります。やがて「業者に売ってはダメ」というのが常識になるかもしれません。

 

その点から言えば、売却したい物件がある不動産オーナーには、2018年まで、少なくとも大きな変化が訪れる前に売却することをお勧めします。

投資家、業者・・・売却先の間口を広げておく

売却の仕方として、「出口を最大化する」というのは、出口を複数もっておくということでもあります。不動産投資の中でも、一棟物件を所有している人たちからすると、区分マンションは出口が見えないと思われがちですが、それは大きな誤解です。区分マンションは、本当に多様です。それこそ築40年を超えるものから新築まで。

 

また、バブル時に流行った狭小タイプから、最近の主流である広めのワンルーム、1LDKタイプまで・・・そしてそれを購入したいという買主も様々で、実際には多彩な出口が存在しています。

 

不動産投資で成功するには、常に最新情報を取り込み、柔軟に考えること。何か特定の情報だけを鵜呑みにして、「〜〜でなければ、いけない」といった決めつけは厳禁です。売却先となる個人投資家、業者、外国人投資家とのパイプを意識して、間口を広げておくことが大切です。

本連載は、2016年8月13日刊行の書籍『その区分マンションは今すぐ売りなさい』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

株式会社FGH 代表取締役社長

徳島県生まれ、広島県育ち。拓殖大学政経学部卒業後、起業を目指して都内飲食店で下積み時代を過ごす。その後、中小企業の営業支援を行う会社に就職。不動産会社の案件を手掛けたことをきっかけに、「業界の古い体質を是正し、個人投資家の目線に立った売買仲介事業をしたい」との想いを抱く。2007年2月、株式会社アーバンフォースを設立。その後、賃貸・売買部門を独立させ、株式会社FGHを設立・ホールディングス化。グループ企業間で中古ワンルームマンションの流動性を高めることができる独自のビジネスモデルを構築し、不動産所有者、購入希望者双方のニーズを満たすサービスを提供し続けている。

著者紹介

連載区分マンションを高値で売却するための基本ルール

その区分マンションは 今すぐ売りなさい

その区分マンションは 今すぐ売りなさい

渡邊 勢月矢

幻冬舎メディアコンサルティング

区分マンション投資にはリスクがあります。たとえば新築で区分マンションを購入し、サブリース契約がついている場合。見掛け上家賃収入が入る状態でも、物件本来の収益性が低いケースがあります。また収益性向上のためどんなに…

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