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連載住宅購入前に耐震強度を見極める15のポイント【第2回】

家を「自分の手」で揺らして耐震強度を確認する方法

耐震強度

家を「自分の手」で揺らして耐震強度を確認する方法

前回は、長方形より正方形の家のほうが地震に強い理由について説明しました。今回は、家を「自分の手」で揺らし、強度不足を感覚的に調べる方法について見ていきます。

「ブランコをこぐようなイメージ」で揺らす

ポイント② 手で揺らすだけで、揺れる家もある

揺れに対して強い住宅かどうか、より簡単に、感覚的に試せる方法もあります。壁やドア枠を体全体の力を使って強めに押し揺らしてみると、意外なほど大きく揺れる場合があるのです。

 

ブランコをこぐようなイメージで、少しずつ揺れに合わせて力を加えていくと、明らかに家が揺れます。

 

木造の3階建てで、延床面積が80~90平方メートルくらいの建売住宅であれば、たいてい少しは揺らすことができますが、前述した揺れに弱い形、弱い方向に力をかければ、より大きく揺れることがわかるので、感覚的に弱さを測ることができるのです。

すべてNGというわけではない「揺れる家」

以前、ある中古住宅で試してみました。1階のリフォームを行った際に、壁と柱を取り去ってしまった家です。「強度不足だろうな」と思って少し手で揺らしてみたら、案の定、かなり大きく揺れました。

 

誤解しないでいただきたいのは、押してみたら揺れる家はすべてNGだというわけではないことです。どんな家でも多少は揺れます。問題は、その程度にあります。

 

私自身は、いくつかの住宅で試してみて感覚をつかみましたが、なんとなく弱いかもしれないというくらいは、つかむヒントになるかもしれません。あくまでも目安だと思って、もし心配であれば入念な診断を依頼するなどしましょう。

【図表】手で揺らして耐震強度を確認する方法

 

本連載は、2015年6月25日刊行の書籍『こんな建売住宅は買うな』から抜粋したものです。その後の法律・条例改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

田中 勲

レジデンシャル不動産法人株式会社 代表取締役

仲介手数料無料ゼロシステムズを運営して首都圏全域の不動産仲介と建物診断を行う。不動産業界に20年以上従事しており、物件の売買実績は1000件以上。そこで得た経験をもとに“田中式建物診断”という独自の建物診断を提唱している。欠陥住宅の購入を防ぐ欠陥住宅の専門家として知られ、独自の建物診断の第一人者として、ラジオ、テレビ、雑誌、書籍等多数のメディアで活躍している。

著者紹介

連載住宅購入前に耐震強度を見極める15のポイント

こんな建売住宅は買うな

こんな建売住宅は買うな

田中 勲

幻冬舎メディアコンサルティング

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