受験本番前の「不安や焦り」をどう乗り切るか?

前回は、受験生の多くが経験する「伸び悩み」の乗り切り方を取り上げました。今回は、受験本番前の「不安や焦り」をどう乗り切るかについて見ていきます。

自分の勉強法に疑問を抱くケースもあるが・・・

前回の続きです。

 

【秋〜冬/不安や焦りが大きくなる】

秋〜冬も、勉強量に対して成績が伴わない受験生が多く見られます。特に本番が迫ってくるので、不安や焦りが大きくなるのです。「やり方は正しいのか」と、自分の勉強法に疑問を抱くこともあるでしょう。

 

しかし、「1つの単語の意味を10個知っている」人の実力が覚醒したときの読む力は、効率重視で身につけた英語力の比ではありません。それこそ、辞書がなくても大学の教科書を読みこなし、英文の記事を探してきたりして、英語を「趣味で読む」レベルにまで高まっていくのです。

高い山を登ろうと思えば、必ず難所はある

深い理解を心がけながら各科目を勉強している人は、「そろそろ自分にも伸び悩みの時期がくるだろう」と構えておくくらいの余裕があったほうがよいでしょう。最初からつらい時期がくるだろう、と思っていれば、想像したほど苦しくはないものです。

 

高い山に登ろうと思えば、必ず難所はあります。深い森に囲まれていれば、視界も遮られて、本当に前に向かって進んでいるのかどうかも不安に感じることがあるでしょう。でもそういうときこそ、自分が今までやってきた勉強を信じて、続けるしかありません。「今はそういう時期なのだ」と言い聞かせて、一歩ずつ足元を見ながら着実に前に進んでいくのです。そうすると、必ずどこかで、視界が開けるときがきます。

 

逆に、「勉強した分だけ伸びている」「いつも順調」とずっと思っているスランプを知らない受験生は、深みがなく応用力が効かない勉強だったり、もともとの目標設定が低かったりして、いわば低い山を登って満足しているだけなのかもしれません。

 

受験勉強においては、少なくとも高いレベルの目標設定をしてそれに向かって頑張ろうというのなら、どんなに正しい努力をしていても、伸び悩みを感じてつらい時期はある、ということは織り込んでおくとよいでしょう。そして、その時期に、どれだけ粘れるかで、霧が晴れたときの視界の広がり具合が決まってきます。

本連載は、2014年2月3日刊行の書籍『難関大学合格のためのメンタル強化術』から抜粋したものです。

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連載難関大学の受験を勝ち抜く「強いメンタル」を培う方法

MSAマスタードシードアカデミー 主任講師

単なる「英語」の授業を超え、「前向きな姿勢」「不屈の精神力」「起業家マインド」を養成することに力を注ぎ、受験生から高い評価を得ている。全国各地の高校や予備校での特別授業、講演に加え、保護者会、教員研修、チャペルサービスなどの依頼を数多く受ける。著者には、全国各地の高校で採用されている『単語王2202』の他に『フラッシュ!速攻英文法1』『フラッシュ!速攻英文法2』『徹底英語長文読解講義』『本当にやりたかった英語長文読解』など多数ある。

著者紹介

難関大学合格のためのメンタル強化術

難関大学合格のためのメンタル強化術

中澤 一

幻冬舎メディアコンサルティング

少子化などの影響により、大学に進学しやすい時代になったといわれています。しかしながら、慶應や早稲田をはじめとする難関大学の一般入試は、志願者数の増加や推薦入試枠の拡大で、より一層「狭き門」となっているのです。 …

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