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連載米国フロリダ州オーランドの「バケーションレンタルホーム投資」最新事情【第6回】

バケーションステイに特化したインテリア・プランの考察~後編

フロリダ州オーランド米国不動産

バケーションステイに特化したインテリア・プランの考察~後編

前回は、実際のバケーションレンタル用の物件を例にして、最適なインテリア・プランについて考えてみました。今回も、引き続き同じ物件で、ベッドルーム以外の設計についても考察をしていきます。

プールや娯楽室など、外出をしなくても楽しめる工夫

以前のコラムでも紹介しましたが、米国人は、両親や兄弟姉妹ファミリーとの家族旅行、友人同士のグループ旅行を好む傾向があります。オーランドでは1週間を超える長期休暇をとって滞在するファミリーや友人グループは珍しくありません。9ベッドルームのバケーションホームに宿泊需要があるのは、このような背景があるのです。

 

 

大人数で長期間であればあるほど、ホテルに宿泊する場合と比べて、よりリーズナブルで、かつホテルにはない楽しみ方もできる点が、米国人を初めとする幅広い訪問客層に受け入れられています。

 

まず、お子様から大人まで、幅広くグループで楽しめるアミューズメント施設の例を見てみましょう。

 

この住戸モデルでは、正面玄関の右側にある2台分のガレージスペースを、各種ゲームが楽しめる娯楽室に変更し有効活用しています。車は、道路に面した玄関前の庭スペースでも十分駐車できるからです。

<写真1(ゲームコーナー)>
<写真1(ゲームコーナー)>

オーランドへの訪問客は子供連れファミリーが多く、宿泊先を決定する際は、お子様たちの意見も尊重されると考えられます。そのため、この住戸モデルでは、他の住戸との差別化を図るために、予算を多めにとって、楽しめるゲームの種類を充実させました。

 

年に数回しか会わない親戚や友人のお子様たち同士や、それに時には両親たちも加わって、みんな一緒にゲームに興じながら、食後の楽しいひとときを過ごす、そんな利用イメージを期待しています。

 

設置した装備は下記のとおりです。

・ プレイステーション4(2台)

・ サッカーゲーム・ボード

・ エアホッケーゲーム・ボード

 

また、この住戸モデルでは、ジャグジー併設のプライベートプールも備わっています。プールサイドには、バーベキューコンロと食事スペースも用意してあります。

<写真2(プール1)>
<写真2(プール1)>
<写真3(プール2)>
<写真3(プール2)>

ディズニーワールドなどのテーマパークで連日楽しんだ後の中休みの日に、バケーションホーム内で、一日ゆっくりと過ごせるプランになっています。

 

大人たちはジャグジーにつかりながら、会話を楽しみ、子供たちはプールではしゃぎ、お腹がすけば、BBQ を焼いて、お腹を満たす、そんな利用をイメージしています。

 

プールは網戸で囲まれており、蚊やハエはもちろん、野生の鳥や動物の侵入は完全にブロックされています。また壁面に定期的に注入される薬剤の効能で、害虫駆除も万全です。

 

家族や友人グループが親睦を深める空間スペース

 

キッチンは、複数の家族や友人グループが、会話を楽しみながら、共同で料理をつくれるように、かなり大きめのサイズ、広めのスペースになっています。

 

冷蔵庫やガスレンジなども、バケーション用途からくる簡易的なイメージよりも、かなり大型で本格的なものを備えています。

<写真4(キッチン)>
<写真4(キッチン)>

テーマパークに行く日の慌ただしい朝食や、リラックスタイム時のフルーツ・スナック類を、みんなで手分けして作ったり、外食に飽きた滞在数日後の夕食に、素早く簡単な料理をつくって、自由気ままに食事を楽しむ、そんなイメージです。

<写真5(ダイニング)>
<写真5(ダイニング)>
<写真6(リビング)>
<写真6(リビング)>

また、1階のメインリビングのほか、2階の階段前スペースにも、テレビや会話を楽しんだりできる空間が備わっています。

<写真7(2階リビング)>
<写真7(2階リビング)>

以上、これまでみてきた事例は、単なる一例に過ぎません。

 

 

この住戸モデルの事例は、ゲストの視点から判断し、ゲストから選ばれるバケーションホームになるために、我々が下したひとつの結論です。

 

絶対的な正解というのはありませんし、もちろん時代の流行り廃りで変化することもあるでしょう。

 

それでも、オーナー投資家になれば、ゲストに貸し出すことで収益をあげるバケーションレンタルホームの本来の目的に沿って、正しく判断し、ゲストをもてなす空間を創り込んでいくことが求められます。

 

実は、これこそが、バケーションレンタルホーム投資の醍醐味なのです。

市村 映樹

Vermilion Capital Management 取締役&コンプライアンス・オフィサー

同志社大学法学部卒。製品メーカー向けの商品企画、プロモーション、ブランディングを含むマーケティング業務全体を経験した後、不動産経済研究所で不動産マーケットの動向と事業に関する調査・執筆に5年間従事。
2001年 、株式会社クリードに入社。クリードでは、経営企画、グループ全体のリスク管理及びコンプライアンスを担当。2008年にクリード不動産投資顧問の取締役就任、MBOの後、2010年にVermilion Capital Management に社名変更。
2014年にクアラルンプールの現地法人(VERMILJOEN SDN.BHD.)を設立し、マレーシア及びアジア各国での投資事業も本格化。
2016年より米国LENNAR社の販売事業を開始。これを機に、米国バケーションホームの専門ウェブサイト(www.usvacationhome.jp)を開設し、バケーションレンタル投資の啓蒙を図る。

Vermilion Capital Managementは、金融商品取引業(投資運用・投資助言・第二種)のライセンスをもつ不動産の投資運用会社。これまでの私募ファンドの運用資産総額は3,642億円。不動産本来の資産特性を考慮のうえ、高く安定したインカムをとりながら、キャピタルリスクを軽減できる投資スタイルを採用し、不動産資産にアロケーションするメリットを最大限享受できる運用・助言を方針とする。

著者紹介

連載米国フロリダ州オーランドの「バケーションレンタルホーム投資」最新事情

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