「育毛」だけでなく、「増毛」にも挑戦をしてみた著者。しかし一般的な増毛法では、さまざまな問題があると感じたようです。 ※本連載は、2016年9月12日刊行の書籍『ハゲからの生還』から一部を抜粋して、育毛ビジネスの裏側をお伝えしています。

根元で固定する増毛法は、地毛が伸びてきたら厄介

私は、髪が薄くなったとき、ある育毛サロンで1回、増毛を試したことがあります。

 

増毛にもいくつか方法はありますが、いちばんポピュラーなのは、自分の地毛に増毛する髪を結びつけるやり方です。自分の本物の毛の根元に、たんぽぽの綿毛のように枝分かれした増毛を、がっちり結びつけて、たとえば1本の毛を3本に見せるわけです。

 

女性がまつげに施すエクステみたいなものですね。

 

手間がかかりますから、1日に施術できるのは数百本から数千本。それを何回かに分けて施術するのです。私は、これに何十万円か払いました。

 

ところが、たしかに髪が増えたように見えるこの方法にも、大きな問題がいくつかありまして……。

 

そもそもこの増毛法は、結び目がゆるいと取れてしまいますから、ガッチリと固定されていて、結び目がずらせないのです。

 

だから、ブラシでグイグイ髪を梳とかすのはご法度です。

そして、髪の毛が伸びてきたらどうなるのかが、もっと問題です。

 

増毛しても、髪の根元のほうは1本のままなので、そのまま伸びていけば下のほうのボリュームがなくなります。毛先だけが“竹ぼうき”のようにブワーッとふくらんでしまうわけです。

抜けた髪の形は、まるで「鳥の足」!?

さらに最悪なことには、その増毛した髪も、いつかは抜けます。

そのとき、抜けた髪の形が“鳥の足”のように枝分かれしていますから、落ちている毛を見た人は、「おやっ?」と思うでしょう。

 

自宅ならまだしも、会社でこれが落ちてたら、もうマイッちゃいます。

(お、落ちてるよ……。これ、俺のだってバレバレじゃん)と戦々恐々。人目を避けながら、急いで“落穂拾い”をするはめになります。

 

そして、極めつけは費用対効果が低いこと。また増毛したいと思ったら、エクステのやり直しになるからです。

 

それを繰り返さないといけないわけですから、よほどお金のある人でないと、増毛してコンスタントにフサフサでいることは難しいわけです。

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