ニュージーランド地方都市の発展を後押しする「道路開発計画」

牧草地が広がるニュージーランドの地方都市ですが、近年、その豊かな牧草風景も大きく姿を変えつつあります。今回は、ニュージーランド地方都市発展の鍵をにぎる「道路開発計画」の概要に加え、いくつかの地方都市の近況を見ていきましょう。

大都会と地方都市の距離が縮まる「道路開発計画」

日本は鉄道網が大変発達しており、車がなくても生活できる地域があるほどですが、ニュージーランドではそうもいきません。車社会ですから、一家に平均2台は車を所有していますし、車を趣味にする人なら3台、4台と持っています。

 

そういった交通事情の理由から、鉄道よりも道路整備に税金をかけ、毎年至るところで道路整備、長距離用の道路の拡大化、整備化が奨励されています。

 

 

さて今回は、北島のオークランドからハミルトン、ケンブリッジ間のワイカトエキスプレスについてご案内したいと思います。以前から、ワイカト地方の住宅事情が今ホットであるとお伝えしていますが、その要因の一つに、国際都市・経済の玄関口であるオークランドからの距離が縮まったことがあります。

 

下記の地図上の北に位置する、Pokeno(ポケノ)という街の名前をご覧下さい。

 

 

また以下の写真をご覧いただきますと、牧草地が広がる土地で宅地造成計画が行われ、2枚目の写真のように、一戸建ての家が建ち並ぶ風景に変わりつつあることが分かると思います。

 

 

 

オークランド市内への通勤圏であることに加え、オークランド市内の住宅価格が高騰しているため、Pokeno(ポケノ)でのマイホームを実現させる家族が増えています。

 

テレビのニュースでも、「市内に住んでいても、道路渋滞で30分ロスにすることがある。少し早めに家を出て、高速道路で一直線で市内まで通勤できるので、苦にはならないよ。子ども達のために、広い土地の家、自然環境で育てたいよ」というお父さんたちの声がありました。

 

ここポケノなら、平均的な3LDKの一戸建てが、60万NZドル~70万NZドル台(約4500万円~6000万円)で購入できます。これがオークランド市内ですと、西、または南方面の中古物件がやっと手に入るくらいです。さらに新築同様の改装済みの家になりますと、2LDKのユニット=長屋と同等規模です。

 

オークランド内での勤務でも、南方面ならばポケノへのアクセスはとても良いですし、オークランド南地区の新築物件を購入するよりも断然安いですから、今特に注目を浴びている地域となっています。

 

オークランドからハミルトン、そしてケンブリッジまでの距離が縮まり、オークランド県、ワイカト県のどこに住んでも、居住がしやすくなりつつあります。

 

今回の道路開発計画の目的は、道路2車線づつ設置することによって、交通事故の削減、近隣の小さな街Huntly(ハントリー)などの街の交通量を削減するためです。時間の短縮化による、各都市の経済効果アップを最大の目的として計画されています。

 

近隣の住宅価格が上昇し、かつ家が増えれば、学校、商業地区の発展化にもつながります。現に、今はどんどん街が増えている状況です。

地方都市にいながら「都会らしい生活」ができるように

筆者はこの原稿を書いている時、ワイカト県のモリンスビルという街に滞在していました。以前よりもアクセスが良くなりましたし、本当にオークランドへの距離が近くなったという実感を受けます。

 

地方都市は徐々に近代化し、オークランドまで行かずとも、学校、商業施設、レストランやバーなどの飲食店、衣服などの商業店、銀行関係の設備が揃う都会らしい環境となっています。人々はオークランドに行かずとも、地元で十分生活ができるようになってきているのです。

 

Cambridge(ケンブリッジ)という街は、馬の成育・調教で有名な町で、かつ、ワイカト県のリタイヤメントの町として人気です。

 

ワイカトエキスプレス道路が開通することによって、ハミルトンはもとより、オークランドへの交通も近くなるので、リタイヤメントした人々が、万が一医療面で大都市の病院へ行くことになっても移動が短縮されるので、そういう面でも利点があります。

 

 

人口は増えつつありますが、ニュージーランドはまだまだ世界規模では小さな国です。しかし、成長していく過程は大変興味深く、我々は、こういう状況を目にしながら、不動産価格も見ていき、効率よい投資物件、ホットな物件を求めて、今日もワイカト地方を歩きまわっています。

連載償却メリットでも注目!「ニュージーランド不動産」の最新事情

Goo Property NZ Ltd. 代表取締役社長

1982年、大阪女学院短期大学英語科卒業。カリフォルニア大学デイビス校留学。帰国後、旅行会社のツアーコンダクターに従事。1987年、ニュージーランドツアーの添乗を機に、移住希望を持つ。

1995年1月の阪神・淡路大震災を経験し、1996年に移住を実現。 自己の居住用物件さえあれば、落ち着いて生活ができると感じ、ワンルームマンション購入を実行。その経験を生かし、不動産業界に参入。当時インターネット環境が整いつつある中、日本語ウェブサイトを開設し、留学・観光・不動産投資についてのコンサルティングを始める。

現在、ニュージーランドの大手不動産売買仲介会社であるHarcourts New Lynn(ハーコウツ・ニューリン)支店にてセールスコンサルタントとして活動しながら、日本人のための投資コンサルタント会社Goo Property NZの代表としても活躍中。

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