公務員の不動産投資で頼りになる「地域密着型」の不動産会社

前回は、公務員の不動産投資のパートナーとして「大手不動産会社」を検討する場合の留意点について説明しました。今回は、頼りになる「地域密着型」の不動産会社の見つけ方を見ていきます。

地域に密着した不動産会社を選ぶメリットとは?

賃貸物件の価値は立地で決まります。いくら最新設備を備えた建物でも、立地条件が悪
ければ誰も借りてくれません。立地条件と聞くと、まず駅からの距離を思い浮かべるかもしれませんが、そのほかにもたくさんあります。

 

たとえば、近くに飲食店がなかったり、雨水が流れ込みやすかったりというような、その土地ならではのものもあります。このような個々の立地条件は、地域に根付いている業者でなければわからないものです。

 

地域密着型の業者の情報量は、大手の比ではありません。「あのアパートの隣に住んでいるおばさんはゴミ出しにうるさい」といったことまで、地元のことなら隅から隅まで把握しています。

 

さらにこのような業者は、街の人から頼りにされています。「相続で土地を手放さなきゃならないけどどうしよう」「息子が帰ってきて家を建てたいと言っている」「地域をまとめて再開発したい」といった相談事を受ける機会が多いのです。つまり、地元の売買物件の情報が集まってくるのです。

 

これは社員の異動が激しい大手ではあり得ないメリットです。賃貸物件の購入を相談するなら地域に密着した不動産会社です。とはいえ、どれがそのような会社か見分けることは難しいはずです。

 

誤解されがちなのが、駅前にある古そうな会社です。たしかに古い分だけ、地元のことを知っているかもしれませんが、だからといって頼りになるとは限りません。そこで、地域密着型で頼りになる不動産会社の見つけ方を、順を追って紹介しましょう。

「頼りになる不動産会社」を見つけるためのチェック項目

不動産投資サイトで購入候補地の物件を多く掲載している会社を探す
 購入候補地の選び方は後ほど説明しますが、まずは「楽待」など不動産投資サイトで候
補地の物件を多く掲載している業者を選別します。多く掲載しているということは、それだけその地域に力を入れているということになります。

 

営業担当が10人以上いるか確認する
候補地に力を入れている会社を数社ピックアップしたら、直接行ってみます。そこで確認したいのは、営業担当の人数です。いくら地域に密着している会社でも、なかなか連絡が取れないようでは意味がありません。

 

不動産の売買は、スピードが命です。本当にお買い得な物件は、売りに出た途端に、担当営業が電話一本で買い主を見つけてしまいます。2、3人の少人数で回している会社では、このスピード感に付いて行くことができないはずです。「契約を決断したのに、なかなか電話に出てくれない」では、大きなチャンスを逃してしまいます。最低でも10人以上の営業担当が在籍している会社を選ぶべきでしょう。

 

地元の人しか知らないことを質問する
 購入候補物件に近いスーパーやコンビニの場所などは、地図やクルマのナビゲーション
システムを見れば誰でもわかります。そこで、それぞれの商業施設の特徴に関する質問をしてみましょう。たとえば次のようなものです。

 

 ・近くに刺し身のおいしいスーパーはありますか?
 ・近くにおいしいラーメン屋さんはありますか?
 ・近くに犬の散歩にいい場所はありますか?
 ・近くに夜遅くまで診療している病院はありますか?
 ・近くに安く利用できるスポーツクラブはありますか?

 

これらは、入居者募集時にメリットとなることです。それに即答、また上司などに聞い
てすぐ答えられるようなら地元に対する知識は合格といえるでしょう。

 

地元の商工会議所への入会を確認する
 商工会議所とは、地元の商工業の改善・発展を目的として、一定地区内の商工業者によって組織される会員制の団体です。つまり、地元の商業を盛り上げようとがんばっている人たちの集まりです。業種や年齢などを問わず、多種多様な経営者が顔を合わせる組織なので、当然、地元の情報が行き交います。

 

この団体に入会しているか否かは、地元情報の収集力の目安になります。会員となっている会社は、必ずではありませんが、受付などに「会員之章」が掲示されています。

本連載は、2016年5月27日刊行の書籍『世界一わかりやすい「公務員」の不動産投資術』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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連載公務員にしかできない不動産投資術

株式会社TonTon 代表取締役

1985年生まれ。通信関連会社に勤務した後、ファッションブランドを立ち上げ、若くして独立。その後、より深く社会のことを勉強するために広告代理店の営業マンになり、数多くの案件に関わる。その際、不動産投資のおもしろさに魅了され、2013年に不動産の売買などを扱う株式会社TonTonを設立。

著者紹介

世界一わかりやすい「公務員」の不動産投資術

世界一わかりやすい「公務員」の不動産投資術

今川 博貴

幻冬舎メディアコンサルティング

世間一般ではリストラや減給のない理想的な職業と思われがちな「公務員」。 だが「分限免職」という形でのクビが存在し、10年前と比べると給与は大幅に減少しているのが現実だ。そんな窮地から彼らを救うのが「不動産投資」で…

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