その他 健康
連載こころとからだを整えるカンタン呼吸法【第2回】

正しい呼吸への第一歩となる「良い姿勢」とは?

新連載呼吸法

正しい呼吸への第一歩となる「良い姿勢」とは?

前回は「正しい呼吸」を身につけて習慣化する方法を説明しました。今回は、正しい呼吸への第一歩となる「良い姿勢」について見ていきます。

「座っているだけ」に見えても、からだは動いている

私たちのからだは、常に働き続けています。たとえ人が「立っているだけ」に見えたとし
ても、私たちのからだは休止しているわけではありません。全身の筋肉や神経、脳など、からだのあらゆる箇所は運動を続けています。

 

また、人が「座っているだけ」に見えたとしても、からだは一生懸命にそれぞれの働きを休むことなく続けています。

 

つまり、私たちが起きている間、からだには常に「勢い」があるといえます。「勢い」というと「走っている」「跳ねている」などの動的なイメージがつきまとうかもしれません。

 

けれども本当は、「立っているだけ」の姿勢であっても、からだはさまざまな働きをしていることになります。重力にさからってまで立ち続けるということには、本来膨大なエネルギーがかかっているものなのです。

 

「姿勢」という言葉が生まれた背景には、「静かに見える姿にも、勢いが秘められている」ことに、昔の人は気づいていたのかもしれません。もちろん、ひとくちに「姿勢」といっても「正しい姿勢」と「悪い姿勢」があります。

からだの力を適切に抜く「正しい姿勢」の取り方

「正しい姿勢」……人のからだのつくりや構造にかなっている姿勢です。からだが本来
備えている力を、うまく発揮しやすい姿勢です。

 

正しい姿勢をしていると、まずからだ全体のバランスが整います。また、必要以上の負荷をからだにかけることがありません。無駄に力を入れたり、緊張したりといったことがなくなります。

 

「悪い姿勢」……人のからだのつくりや構造にかなっていない姿勢です。どこかにゆが
みや偏りがあったりして、不安定な状態です。からだが本来備えている力を十分に発揮することができません。また呼吸が浅くなりがちで、その結果血流まで悪くなり、全体的に不健康になりがちです。

 

このように、悪い姿勢ではなく正しい姿勢をとることこそ、正しい呼吸への第一歩となります。前にも「三調」という概念をご紹介しましたが、「調身」してからでないと、よりよい「調息」はできないものなのです。

 

「正しい姿勢」について考えたとき、重要なのは「からだの力を適切に抜く」ことです。本来、力を抜かなければいけない部位であるのに、緊張がなかなかとれない場合、心身に負担がかかり、症状となって出てくることがあります。たとえばストレス性の心身症などです。

 

「からだの力を適切に抜く」には、よい方法があります。それは日常の中で、下半身(下腹、内もも、両足の親指)に力を入れて、上半身(首、肩、胸)の力を抜くよう習慣づけることです。平たくいうと「下半身に力を込めて、上半身は力を抜く」ということを折に触れて行うようにするのです。

 

【図表】 よい姿勢と悪い姿勢

本連載は、2016年2月28日刊行の書籍『1日3分で医者いらず こころとからだを整える「呼吸法」』から抜粋したものです。記載内容は予防医学の観点からの見解、研究の報告であり、治療法などの効能効果や安全性を保証するものではございません。

丸山 浩然

医療法人東海 理事長

医療法人東海理事長。医療法人コジマ会ジャパン藤脳クリニック脳神経外科医師。医学博士。愛知県名古屋市出身。1986年藤田保健衛生大学医学部卒。脳神経外科を専門とし、全般、特に脊髄から末梢神経まで詳しく精通している。介護老人保健施設の運営を通じ、近年は脳卒中予防の観点から糖尿病や高血圧症等、生活習慣病も扱っている。また、東洋的な思想を取り入れ、気功や瞑想などを様々な病気の治療に活用、産業医としてさまざまな疾患に対する気功の効果を独自に研究している。

著者紹介

連載こころとからだを整えるカンタン呼吸法

1日3分で医者いらずこころとからだを整える「呼吸法」

1日3分で医者いらずこころとからだを整える「呼吸法」

丸山 浩然

幻冬舎メディアコンサルティング

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