知識と時間があれば、良い不動産を見分けられるが…

今回からは、投資額を回収できて、最終的に利益を最大化できる収益物件の具体的な選び方について述べていきます。

詳細は拙著『年収1000万円から始める「アパート事業」による資産形成入門』をお読みいただくことで理解が深まると思います。収益物件を購入するには、親戚や知人から購入する以外は、基本的に不動産会社を通す必要があります。

そのため、物件選びの前に不動産会社選びが第一のステップとして極めて重要です。不動産の世界は、一般の方にはわかりにくい世界です。世の中に2つとして同じ不動産はありません。また、金額が大きいためリスクも大きくなります。

良い不動産と出会うためには、良い不動産会社（担当者）と出会う必要があります。不動産の知識を身に付けて物件を見る目を養うことも不可能ではありませんが、忙しいオーナー社長にとっては現実的ではないでしょう。

例えば裁判を闘うときには、自分で法律の知識を身に付けるのではなく、有能な弁護士を探すのが一般的です。また、自分で税金の知識を身に付けて決算を組むのではなく、有能な税理士や会計士に任せると思います。不動産も同様です。

めぼしい会社を見つけたら、足を運んで面談してみる

自分の考えをきちんと理解して、自分のために働いてくれるパートナーを見つけることが収益物件の活用においては近道になります。オーナー社長は日ごろ人を使う立場にいるため、一般の人に比べて人を見る目があります。

インターネットなどでめぼしい不動産会社を見つけたら、自分で足を運び、面談をすることをおすすめします。そして、自分の納得する会社（担当者）に任せるべきです。専門知識だけではなく相性の問題もあります。誰に任せるかというところが収益物件活用には大きく関わってくるのです。

次回は、優良なパートナーとなる不動産会社を見極める３つのポイントを見ていきます。