「健康還付金型医療保険」を活用した最新の生前贈与スキーム

前回は、6000万円の財産を「相続税ゼロ」で相続する方法を説明しました。今回は、「健康還付金型医療保険」を活用した最新の生前贈与スキームを紹介します。

一定期間経過で保険料が100%戻るタイプ

今回は、最新の生前贈与スキームとして健康還付金型医療保険の活用術を紹介します。この保険が誕生した背景には、掛け捨て医療保険に対する疑問の声が高まっていることがあります。

 

掛け捨て医療保険は、支払った保険料に対して給付金の額が少なくなることが多く、社会保障制度が充実している日本の場合は無理に医療保険に保険料を支払う意味がなくなってきています。

 

保険会社・保険営業担当にとって収益上の都合が良すぎるあまり、掛け捨て医療保険のデメリットや無駄を強調している書籍も多数出版されているほどです。

 

掛け捨て医療保険に対する不信感が広がりを見せる中で、ある保険会社が、一定の期間が経過したら支払った保険料を100%返してくれる保険を発売しました。それが健康還付金型医療保険です。

支払いが40年目を迎えれば解約返戻率が「100%」に

以下の図表が健康還付金型医療保険を利用したときのイメージです。契約関係は、親が子のために契約するということで、次のようになります。

 

[図表]健康還付金型医療保険のイメージ図

 

●契約者・・・親

●被保険者・・・子

●給付金受取人・・・子

 

この場合、親が年間20万円の保険料を支払い、子が病気になったときに子が給付金を受け取れるという契約です。支払期間は一生涯ですが、40年目になるまで解約返戻率は0%で推移していきます。しかし、40年目を迎えたところで解約返戻率が100%に急上昇し、積立型としての機能が表面化します。

 

この話は次回に続きます。

本連載は、2014年10月3日刊行の書籍『相続税をゼロにする生命保険活用術』から抜粋したものです。
本連載資料は、一般的な生命保険活用スキームを示したものであり、データやスキームの正確性や将来性、投資元本の利回りや運用成果等を保証するものではありません。また、本連載は、2014年4月1日現在の法令等に基づいて作成しており、今後変更される可能性もあります。
個別の具体的な法令等の解釈については、税理士等の各専門家・行政機関等に必ずご確認いただくようお願いいたします。掲載されている保険商品のイメージ図につきましては、概算値を表示しています。各スキームの導入時は約款や契約概要、パンフレットを必ずご覧ください。

なお、本連載で示している「契約者」とは、保険料を支出する人で、契約の変更・解約などの権限を持っている人、「被保険者」とは、保険をかけられる人、その対象となる体を提供する人のことをいいます。

(注記)本来、相続税対策においては、保険をはじめとしてさまざまな金融商品・現物資産スキームを組み合わせての対策となりますが、本連載では効果をわかりやすく説明するために、最大限に生命保険を活用したかたちでケーススタディを掲載しています。

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連載相続税をゼロにする「生命保険活用術」

GTAC(ジータック)とは株式会社幻冬舎総合財産コンサルティング(GENTOSHA TOTAL ASSET CONSULTING Inc.)の略称。出版社グループの強みを生かした最先端の情報収集力と発信力で、「中立」「斬新」なサービスを相続・事業承継対策からM&A、国内外の不動産活用といった手法を駆使し、顧客の財産を「防衛」「承継」「移転」するための総合的なコンサルティングを行う。編著・共著に『相続税をゼロにする生命保険活用術』『究極の海外不動産投資』『法人保険で実現する究極の税金対策』『スゴい「減価償却」』(いずれも幻冬舎メディアコンサルティング)など。GTAC公式サイトhttp://gentosha-tac.com/

著者紹介

相続税をゼロにする 生命保険活用術

相続税をゼロにする 生命保険活用術

編著 GTAC

幻冬舎メディアコンサルティング

平成27年の税制改正を前に、各種メディアに溢れかえる相続税対策の数々。しかし主流である不動産を使った対策をはじめとして、どれもこれも導入に手間がかかるうえに、投資額を棄損するリスクが高いものばかりです。生命保険な…

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