床下の「見えない部分」から施工業者の信頼度を測る方法

前回は、「パイプ」「断熱材」周辺の施工不良を発見する方法について説明しました。今回は、床下の「見えない部分」から施工業者の信頼度を測る方法を見ていきます。

「たかがゴミ」と思わないことが肝要

ポイント⑩ 床下のゴミは要注意!

雑な工事が行われた場合は、工事中のゴミがきちんと片付けられていないことがあります。危険物が落ちていないか確認してください。また、ゴミが落ちているような工事が行われた場合は、全体を通して雑な工事が行われたことが想像できます。

 

基本的にはゴミを片付ければOKですが、床下などの見えない部分が汚い場合は、いい加減な職人が施工した可能性がありますので、他の箇所も入念に建物診断するようにしています。

 

たかがゴミと思われるかもしれませんが、現場を細やかに確認している人がいないということですから、施工業者への信頼性は低く感じられるでしょう。こうした見えないところから、厳しく見ていくことが大切です。

中古住宅の場合、床下の「束石」にも注意

また、中古住宅の購入も視野に入れている場合に注意していただきたいことがあります。現在、新築住宅に関しては、基礎はコンクリートになります。土台となる部分にコンクリートが流し込まれていますので、直に土が露出しているわけではありません。

 

しかし、古い住宅の場合は、床下が土のままになっている「布基礎(ぬのぎそ)」の場合があります。この場合の床下でチェックしていただきたいのは、家を支える土台の束石(つかいし)と束のズレです。つまり「木製束取り付け不良」です。

 

このズレは、家そのものを揺るがす大問題ですから、もし発見された場合は購入しないほうが無難でしょう。

本連載は、2015年6月25日刊行の書籍『こんな建売住宅は買うな』から抜粋したものです。その後の法律・条例改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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レジデンシャル不動産法人株式会社 代表取締役

仲介手数料無料ゼロシステムズを運営して首都圏全域の不動産仲介と建物診断を行う。不動産業界に20年以上従事しており、物件の売買実績は1000件以上。そこで得た経験をもとに“田中式建物診断”という独自の建物診断を提唱している。欠陥住宅の購入を防ぐ欠陥住宅の専門家として知られ、独自の建物診断の第一人者として、ラジオ、テレビ、雑誌、書籍等多数のメディアで活躍している。

著者紹介

こんな建売住宅は買うな

こんな建売住宅は買うな

田中 勲

幻冬舎メディアコンサルティング

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