今回は、株式投資をする上でチェックすべき「経済指標」について見ていきます。※本連載は、オフィスミックスナッツ代表で現代ビジネス兵法研究会のメンバーでもある安恒理氏の著書、『図解 知識ゼロからはじめる株の入門書』(ソシム)の中から一部を抜粋し、初心者にもわかりやすい「利益を出せる株」の見分け方をご紹介します。

内閣府発表のGDPや景気動向指数等が代表的な経済指標

株価はさまざまな要因によって動きます。株式を取り巻く経済的な要因(ファンダメンタルズ)は、マクロとミクロの視点で見ましょう。マクロの視点とは、経済全体の状況です。経済状況がどうなのか。たとえば景気動向などを知るにはさまざまな経済指標をチェックします。

 

具体的には、内閣府が発表するGDP(国民総生産)や日本銀行が発表する「全国企業短期経済観測調査」(日銀短観)、景気動向指数(内閣府発表)などの経済指標が役立ちます。

 

ミクロの視点は、その企業そのものの動向です。売り出している商品の売れ行きがいいか、などが重要なポイントになってきます。

マクロとミクロ、それぞれの情報入手先とは?

マクロの情報なら、新聞やインターネットのニュースでもチェックできます。ミクロの情報である会社の動向であれば『会社四季報』や「決算短信」などを見て確認しましょう。

 

【図表 株価に影響を与える経済指標(日本の指標)】

 

【ワンポイントアドバイス】

金利や景気刺激策(財政出動など)、為替といった、マクロの経済情報から政府など公的機関は金融政策を行ないます。これらもファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)に含まれます。経済指標とこういった金融政策は密接な関係にあるので、次にどのような政策が打ち出されるか推理を働かせてみましょう。

 

【ひとくちMEMO】

投資を考えるなら、まずは投資をしようとする会社がどんな事業を行なっているかをチェックします。投資先の事業内容を知らなければ、その企業がこれから業績を伸ばすのかどうか、予測しようがありません。

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    本連載は、2016年7月21日刊行の書籍『図解 知識ゼロからはじめる株の入門書』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。投資はご自分の判断で行ってください。本書を利用したことによるいかなる損害などについても、著者および幻冬舎グループはその責を負いません。

    図解 知識ゼロからはじめる 株の入門書

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    安恒 理

    ソシム株式会社

    豊富な図解でわかりやすい! チャートの読み方や売買のしくみを、大きな図解でわかりやすく解説しています。 株の関連用語や金融用語の解説が充実! 株の用語から、知っておくと理解が深まる格言まで、投資情報を読み取る…

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