オフィスビル経営を成功に導くための「サブリース会社」の選び方

前回は、中古ビルのリフォームのために銀行融資を受ける方法を説明しました。今回は、オフィスビル経営を成功に導くための「サブリース会社」の選び方を見ていきます。

良い会社を見分ける3つのポイントとは?

最後にあなたのビルを満室に導いてくれるサブリース会社の選び方をご説明しましょう。よい会社を見分ける大事なポイントは、

 

●会社が経営的に安定しているか

●空室解消に寄与する賃料・条件設定ができているか

●安全にビル経営を行い、価値向上を図れる管理体制になっているか

 

といった3点です。

 

これを判断するには、図表のチェックポイントを調査します。

 

【図表 サブリース会社選びでチェックしたいポイント】

サブリース会社は複数社を比較・検討して慎重に選択

実績については管理しているビルを教えてもらい、実際に見に行ってみると管理状況がわかります。担当者の業務範囲及び担当ビル件数と合わせて考えると、ちゃんと手が回っているのか、回りかねているのかといった状況も見えてくるはずです。前述したとおり、物理的に手が回らないほどの数のビルをひとりで担当しているような会社では、ビルの長期的な経営は任せられません。

 

賃料市場調査の方法については、実際にどのような情報を収集しているのかを聞いてみましょう。インターネット上で簡単に入手できるような情報だけを基に賃料設定をしているような会社では空室は埋められません。

 

テナント審査方法も重要なポイント。どのような書類の提出を義務づけているのか、どのような点を審査しているのかなど具体的に確認してみてください。管理しているビルを見に行った際に、反社会的な団体やほかのテナントに迷惑をかけそうな会社が入居していないかを見ておくことも大事です。

 

また、自ビルの近くにある、確実に競合になるであろうビルについてどこまで知っているか、調べているかを聞いてみるのも手かもしれません。

 

いずれにせよ、自分の大事なビルを託す相手ですから、サブリース会社選びは複数社を比較検討、慎重の上にも慎重にしていただきたいところです。

本連載は、2010年12月21日刊行の書籍『空室を抱える中小オフィスビルオーナーのための満室ビル経営』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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連載「サブリース」の活用で成功するオフィスビル経営

サブリース株式会社 代表取締役

1946年岩手県宮古市生まれ。1969年に都留文科大学を中退、東都商事株式会社に入社。貸事務所仲介営業に従事し、入社から5カ月で営業管理職兼トップ営業マンと して活躍する。その後、同社を3年10カ月で退社、26歳 で独立を果たす。40年以上にも及ぶ業界経験のなかで、 貸事務所の仲介のみならず、貸ビルの設計・開発ならびに リフォームを含めたビルのコンサルティングも手掛け、多く の空室に悩むオフィスビルを再生させてきた。また、業界に先駆け、貸事務所の転貸業(サブリース)を考案するな ど、その豊富な経験を活かし、現在はサブリース株式会社 にて、オフィスビルの設計、開発、再生に力を注いでいる。

著者紹介

空室を抱える 中小オフィスビルオーナーのための 満室ビル経営

空室を抱える 中小オフィスビルオーナーのための 満室ビル経営

佐々木 泰樹

幻冬舎メディアコンサルティング

サブプライム問題、リーマンショックを経て、悪化した賃貸オフィスビル市場は依然厳しく、地方都市では都心以上に苦しい状況にあります。そのような中、特に中小規模のオフィスビルは、バブル期以前に建った築20年以上のビルが…

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