株価に大きなインパクトを与える「業績の修正」をどう見るか?

今回は、短期的に株価が上がる可能性がある「業績の修正」について見ていきます。※本連載では、経済キャスター・証券アナリストとして活躍する叶内文子氏の共著『初めての株式投資で稼ぎ方までわかる本』(スタンダーズ)の中から一部を抜粋し、株式投資をするうえで知っておきたい「銘柄選び」と「売買タイミング」の基本知識を紹介します。

「業績が好調」でも株価が伸びるとは限らない

一般的には業績が好調であれば株価も好調な値動きになりますが、仮に「営業利益20%増」とA社が発表したとしても、株価が20%上がるわけではありません。

 

A社がそもそも高い成長を期待されていたなら株価が動かないこともあります。倍になると思われていたなら増益なのに株価が下がってしまうこともあります。また、市場全体の環境が悪いと期待以上に利益が伸びていても買われないこともあります。これは減益の場合も同様です。

 

また、短期的によりインパクトがあるのが業績の修正です。当初の予想から一定以上かい離した場合は追加で修正発表(売上高で10%以上の増減など)があります。業績の上方修正は驚きをもって迎えられ株価の上昇に結びつきやすくなります。

「復配の発表」なども株価上昇要因に

配当の増減の発表も株価を動かす材料です。業績が悪化して配当ができなくなっていた企業が再び配当を開始することを復配といいますが、これは業績回復、企業の自信の表れとして株価上昇のきっかけになることがあります。

 

企業からの発表では設備増設や新製品発表・社長交代なども手掛かりになります。小売りなどでは月次売上高も株価を動かします。突発的な不祥事で株価が急落することもありますが、これは事態の深刻度合いを見極める必要があります。

 

株価をファンダメンタルの視点で見る際には、これらの材料がどう影響を与えるのか、市場の期待の程度や全体の流れの中で考えましょう。

 

フリーアナウンサー

山形県出身。フリーアナウンサー、証券アナリスト。ラジオNIKKEI「マーケットプレス」「夜トレ」「和島英樹の週末株!」など経済情報番組等に出演中。主な著書に『稼ぐ人の株投資 億超えの方程式8』『初めての株式投資で稼ぎ方までわかる本』(共著、以上、スタンダーズ)などがある。

著者紹介

連載株式投資の「銘柄選び」と「売買タイミング」の基本

初めての株式投資で 稼ぎ方までわかる本

初めての株式投資で 稼ぎ方までわかる本

叶内 文子

スタンダーズ

株式投資をやるからには稼ぎたいものです。たとえそれが初めてでも・・・です。基本だけ知って勝てるなら誰も苦労はしないわけですが、実際はそうもいきません。 本書は、株式投資の基本と実際に株式投資で儲けている人達によ…

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