住宅の安全性を大きく左右する「ホールダウン金物」の施工

前回は、カビの発生を防ぐための「外壁」周りのチェックポイントを説明しました。今回は、住宅の安全性に関わる「ホールダウン金物」の施工について見ていきます。

家の土台を揺るがす「ネジ」の重要性

ポイント③ ホールダウン金物のネジは十分に締まっているか

 

家の造りは、下から順に「基礎」→「土台」→「柱」となっています。この柱を留めて
いるのが、ホールダウン金物という大きなネジです。

 

文字通り土台ですから、このネジがしっかり留まっていないと、土台が揺らいで家その
ものの安全性が損なわれます。

 

ここでチェックしたいのは、ネジを留めるナット部分です。

注意箇所は建築途中に自分で確認に行く

ナットは締めた状態でネジ山が3山分以上見えていないといけないことになっていますが、ネジのギリギリ上部で留められていることがあります。

 

住宅の安全性を考えれば、きちんと締め直してもらわなければなりません。これについても壁の内部と同様に建築中でなければ見られない箇所ですから、建築途中でも自ら確認に行くことをおすすめします。

 

もしホールダウン金物のナットが緩んでいた場合でも、適切に締め直せば問題はありません。

 

[図表]ホールダウン金物の施工

本連載は、2015年6月25日刊行の書籍『こんな建売住宅は買うな』から抜粋したものです。その後の法律・条例改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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レジデンシャル不動産法人株式会社 代表取締役

仲介手数料無料ゼロシステムズを運営して首都圏全域の不動産仲介と建物診断を行う。不動産業界に20年以上従事しており、物件の売買実績は1000件以上。そこで得た経験をもとに“田中式建物診断”という独自の建物診断を提唱している。欠陥住宅の購入を防ぐ欠陥住宅の専門家として知られ、独自の建物診断の第一人者として、ラジオ、テレビ、雑誌、書籍等多数のメディアで活躍している。

著者紹介

こんな建売住宅は買うな

こんな建売住宅は買うな

田中 勲

幻冬舎メディアコンサルティング

注文住宅と比べて安く購入できる建売住宅は、特に地価の高い都心近郊で人気がありますが、実は流通している住宅の大部分が目に見えない欠陥・不具合を抱えているのが実情です。 実際に、断熱材のズレ・不足や、準防火地域にお…

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