ファンダメンタル分析とテクニカル分析を組み合わせる理由

今回は、ファンダメンタル分析とテクニカル分析を組み合わせる理由を見ていきます。※本連載では、経済キャスター・証券アナリストとして活躍する叶内文子氏の共著『初めての株式投資で稼ぎ方までわかる本』(スタンダーズ)の中から一部を抜粋し、株式投資をするうえで知っておきたい「銘柄選び」と「売買タイミング」の基本知識を紹介します。

長い目で見れば株価は企業業績に収れんしていく

前回に引き続き、良い銘柄を見極める方法について見ていきましょう。

 

個別のファンダメンタル分析以外に、経済全体のファンダメンタル分析もあります(個別企業のミクロ分析に対してマクロ分析といいます)。GDPなどの経済指標を基に景気の善し悪しを判断し、先々はどちらを向いているのかを予測します。社会の流れを知ることも経済ファンダメンタル分析です。

 

また政策の変化も影響が大きいものです。例えば2009年より実施された「エコカー補助金制度」。この制度によって、低燃費車への購入意欲が増え、販売は大きく伸びました。こうした制度は需要の先食いをおこす場合もあります。

 

こうしたいくつかの要素が複雑に絡み合って株価は形成されますが、長い目で見れば株価は企業業績に収れんしていきます。こうした考え方に基づいて会社の業績、価値を見極めるのがファンダメンタル分析です。

一度できたトレンドはある程度「続く」

一方で、株価は短期的な上下動をしますし、予想を上回る場合もあるので、株を買うタイミングはファンダメンタルだけでは計れません。そこでチャートを使ったテクニカル分析の出番です。

 

テクニカル分析の特徴は株価の方向性(トレンド)をつかむことができるという点です。一度できたトレンドはある程度続くため、将来の株価の動きが予測しやすくなります。また、いつ買っていつ売れば良いかのタイミングを知ることもできます。

 

過去のデータから株価の方向性を読み解くテクニカル分析では統計学の知識などが詰まっており、基本的なものを学んだだけでもかなり役に立つでしょう。

 

<マメ知識>投資のタネは身近に転がっている

 

株の動きは社会と密接に連動しているので、連想ゲームのように上昇する会社を見つけられることもある。

 

例えば昨今の労働市場は人手不足が顕著→将来的には労働力としてロボットが重宝される可能性がある・人材派遣や育成の仕事の需要が増える可能性がある→関連企業の株価が上昇する可能性が高まるというような考え方をすることができる。

 

こうした連想ゲーム的発想からみると、日々のワイドショーや口コミなどにも投資のヒントは転がっているのである。

 

連載株式投資の「銘柄選び」と「売買タイミング」の基本

フリーアナウンサー

山形県出身。フリーアナウンサー、証券アナリスト。ラジオNIKKEI「マーケットプレス」「夜トレ」「和島英樹の週末株!」など経済情報番組等に出演中。主な著書に『稼ぐ人の株投資 億超えの方程式8』『初めての株式投資で稼ぎ方までわかる本』(共著、以上、スタンダーズ)などがある。

著者紹介

初めての株式投資で 稼ぎ方までわかる本

初めての株式投資で 稼ぎ方までわかる本

叶内 文子

スタンダーズ

株式投資をやるからには稼ぎたいものです。たとえそれが初めてでも・・・です。基本だけ知って勝てるなら誰も苦労はしないわけですが、実際はそうもいきません。 本書は、株式投資の基本と実際に株式投資で儲けている人達によ…

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