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連載償却メリットでも注目!「ニュージーランド不動産」の最新事情【第45回】

ニュージーランド不動産の地域別「平均賃料」の伸び率

ニュージーランド不動産

ニュージーランド不動産の地域別「平均賃料」の伸び率

ニュージーランド物件の平均賃料は、去年に比べて大きな伸びを見せています。今回は、平均賃料が具体的にどの程度伸びたのか、地域別に見ていきましょう。

国内の「週の平均賃料」は1年前より5%上昇

ニュージーランド国内の賃料は、1年前の賃料と比較して約1000NZドル上昇しました。


トレード・ミー・プロパティ(中古品オークションサイト)の指標によれば、国内の週の平均賃料は、5月までの1年間に4.8%上げて440NZドルに達し、またオークランドの週の平均賃料は6.1%上げて520NZドルとなりました。

 

 

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トレード・ミー・プロパティの代表であるナイジェル・ジェフリーズ氏は、「オークランドの典型的な物件を借りるには、1年間に2万7,000NZドル以上必要になり、これは昨年5月以来1,500NZドルの上昇に相当し、また、2011年5月以来では5,000NZドルの上昇に相当します」と述べています。

 

賃貸住宅市場版の「ハロー効果」は、オークランド周辺の地域でも進行しています。

 

過去4カ月動きの無かったベイ・オブ・プレンティ地方での週の賃料は、8.8%上げて400NZドルを付けました。また、ワイカトでは7.5%上げて360NZドル、ノースランドでは4.9%上げて420NZドルとなりました。

 

しかしクライストチャーチでは全く異なり、週の賃料はこの1年間で9.1%下落しました。

 

ジェフリーズ氏は、「復興がピークに達し、2015年5月にクライストチャーチの賃料調整が始まり、週の平均賃金は年度ごとの比較でみると2%以上の下落となりました。供給の強化により、週の平均賃料は3年前と同じ400NZドルまで下がりました」と述べています。

 

国内の他の地域における週の平均賃料は、2015年5月と比較し、大きく上昇し続けています。その先頭を切っているのがオタゴであり、週の平均賃料は16.7%上げて350NZドルとなりました。これは前年に比較し、週当たり50NZドル以上の値上がりに相当します。

 

続いてジェフリーズ氏は、「週の平均賃料は、同地域での最高値にはまだ及ばないものの、冬季需要が見込まれる8月にははっきりするでしょう」と述べています。

 

[図表1]2016年5月と2015年5月を比較場合の賃料指数の増減率

 

[図表2]賃料指数の年変化

小型住宅市場に比べ「大型物件市場」はやや不振

トレード・ミー・プロパティによれば、住宅費用を抑えようとする賃貸者と、お手頃価格の小型物件市場に流れ込んだ投資家たちにより、小型住宅(ベッドルームが1ないし2部屋)の週の平均賃料の伸びが過去最大となっています。

 

小型住宅の週の平均賃料は、オークランドの週の平均賃料が最高値の430NZドルを付けたこともあって、この1年間にニュージーランド全体で4.5%上がり、350NZドルとなりました。

 

一方で大型物件(5部屋以上のベッドルーム)市場はやや不振となっています。オークランド物件の週の平均賃料が4%上げて790NZドルを付けたのに対し、ウェリントンおよびクライストチャーチの週の平均賃料はこの1年間で共に落ち込みました。

 

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最後にジェフリーズ氏は、以下のように述べました。

 

「控えめな物件(ユニット)の週の平均賃料は、これまでのところ過去の最高値を上回ってこそいませんが、他の主要都市物件(の週の平均賃料)を追い抜いています。オークランドとウェリントンでは、この1年間に週の平均賃金が共に5.1%上がり、オークランドでは410NZドル、ウェリントンでは310NZドルとなりました」

 

[図表3]週の平均家賃:広さおよび地域別(2016年5月と2015年5月を比較)

 

[図表4]週の平均家賃:物件タイプおよび地域別(2016年5月と2015年5月を比較)

 

インフレによる賃料上昇は、投資家をさら呼び込むことになるでしょう。

伊藤 哲次

Goo Property JP(TERRY’s WAY株式会社) 代表取締役社長

1992年、奈良県天理大学中退。1993年、個人輸入代理店を起業。ITシステム開発会社のジョイントベンチャー設立などを経て、2003年、グルメデリバリーシステム株式会社(現:Terry’s Way株式会社)を創業。自ら開発した富良野メロンパンの移動販売を手掛け、2004年よりフランチャイズ募集を開始(2007年、100加盟店を達成)。現在は、Terry’s Way株式会社 FOOD事業部として展開中。

2009年、富裕層向け国際会計サービス HENRY INVESTMENT SERVICES pte.ltdを元PWC国際会計士と共同設立(本社:シンガポール)。海外金融サービスや投資スキームのコンサルティングサービス、富裕層開発のマーケッターとして、顧問社数は現在200社を超える。2014年より、海外投資サービスの一環として海外不動産投資のリサーチを開始。2015年、ニュージーランド不動産投資コンサルティングサービスを開始し、GOO Property NZ LimitedをNZ不動産エージェントと共同設立。GOO Property ジャパン (Terry’s Way株式会社)と共に不動産投資コンサルティングサービスを行う。
WEBサイト http://gooproperty.com/

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