「小型風力発電投資」に適した土地の探し方

前回は、日本における「小型風力発電」の将来性などを説明しました。今回は、小型風力発電に取り組む際、最初に行う土地探しの方法について見ていきます。

十分な利回りを得るには「年間平均風速5m以上」必要

小型風力発電のスタートは、まず土地探しからです。その後は工事や売電のための各種手続きがあり、発電を始めてからは運転監視やメンテナンスを行います。今回からは、それらの一連の流れと、問題が発生したときのリスク対処法などについて述べていきます。

 

風力発電でどれだけ電気を売ることができるかは、とにかく風しだいです。太陽光発電は山の中でも平野でも、太陽さえ出てくればある程度の電気ができます。しかし風力発電は、設置場所が限られます。

 

初期投資を早く回収しようとすれば、より風の強いところでないといけないので、どこでもいいというわけにはいきません。最低でも風車の高さで年間平均風速5m以上、風が吹くと木の小枝が揺れるようなところでないと、十分な利回りが期待できません。

 

すると日本ではだいたい海沿いの土地か、もしくは山間地になります。日本で風が強い場所として知られている北海道の襟裳岬でも、年平均風速は8mです。固定買取価格が1kWh当たり55円と優遇されているにも関わらずこれまであまり普及してこなかったのは、なかなか採算に乗るだけの風がある場所が見つからないからです。

「いい風」が吹くところには大型風車がある!?

風がいいところをピンポイントで探そうとすると大変です。手っ取り早く見当をつけるには、大型風車があるところの近くを調べるという方法もあります。大型風車も風がよく吹く場所に建てられているはずだからです。

 

大型風車は、固定価格買取制度が始まる前から全国各地にあります。2016年3月末の風力発電の都道府県別推定導入量は、青森県、北海道、鹿児島県の順です。東北地方は全般的に日照量が低く、太陽光発電には向かない土地が多いのですが、青森や秋田を始めとして風が強いところが多く、風力発電には有利です。

 

ほかにも静岡県や島根県、和歌山県などにも風力発電設備があり、首都圏でも神奈川県の三浦半島、千葉県の銚子に大形風車が建設されています。

 

NEDOのホームページ(http://www.nedo.go.jp/library/fuuryoku/case/index.html)からは、全国および都道府県別で稼働している10kW以上の風力発電設備の一覧表がダウンロードできます(整備に伴う一時停止中も含む)。

 

一覧表には設置された場所(都道府県および市町村)、系統連系をしている設備の商用発電開始年月、撤去年月、設備の定格出力、基数、設置者、メーカー、用途が記されています。

 

ただ山の尾根などで大きな木があると、背の低い小型風車は木の陰になって風が塞がれてしまいます。大型風車は大丈夫だが、小型風車ではうまく発電できないという場所も少なくないので、この方法だけに頼るわけにはいきません。

本連載は、2016年4月28日刊行の書籍『安全・確実・高利回り!100万円から始める風力発電投資』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。投資はご自分の判断で行ってください。本書を利用したことによるいかなる損害についても、著者および幻冬舎グループはその責を負いません。

株式会社ライズデザインファクトリー 代表取締役

1971年、岩手県生まれ。不動産会社に入社し、分譲マンションの企画・販売に携わった後、2014年、株式会社ライズデザインファクトリーを設立。投資用太陽光発電事業で急成長を遂げ、日本初の分譲型小型風力発電投資商品を開発する。

著者紹介

連載100万円から始める「風力発電投資」

安全・確実・高利回り!  100万円から始める風力発電投資

安全・確実・高利回り! 100万円から始める風力発電投資

渡利 直樹

幻冬舎メディアコンサルティング

「風が吹けば“個人投資家”が儲かる」とは、たとえ話ではなく実際に起きていることです。昨今、従来よりはるかに低いリスクで高いリターンを得られる投資先として「再生可能エネルギー」が期待されています。太陽光発電、風力…

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