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連載中古アパート・マンションが生まれ変わる「airbnb運用」【第27回】

Airbnbの集客力を高める「部屋の写真」の撮り方

Airbnb民泊

Airbnbの集客力を高める「部屋の写真」の撮り方

前回は、トラブルを未然に防ぐ「ウェルカムガイド」の活用方法を説明しました。今回は、Airbnbの集客力を高めるための「部屋の写真」の撮り方を見ていきます。

自然光を取り入れ、画面にメリハリを付けるのがコツ

Airbnbのリスティングでは、ゲストに第一印象を与えるトップ画像が大変重要です。1枚目にどんな写真を用意できるかで予約の埋まり具合、つまり収益が決まってくると言っても過言ではありません。

 

写真は何よりも「何を撮影するか」が大切になってきます。たとえば、リビングの広さをアピールしたり、インテリアの高級さを印象づけたり。物件のセールスポイントを視覚的に分からせる工夫が必要です。

 

写真の撮り方では、「カラー」がポイントになります。実はAirbnbの画面では、全体的に白色や白っぽい部屋は写真映えしません。

 

ぱっと見たときに赤や緑などのアクセントカラーが入っていると、ゲストの目を引き、部屋の印象が残りやすくなります。たとえば緑のクッションを置いてみるとか、赤いベッドリネンをかけてみるなど、画面にメリハリをつけるのが成功のコツです。

 

また、色だけではなく、小物もアクセントになります。基本の色みが白っぽくても、その中にアート作品や大きめの観葉植物があったりすると、写真映えがぐっと良くなります。

 

明るさや快適性を視覚で伝えるには、自然光で撮影することも大事です。撮影はできるだけ晴れた日の日中の時間帯を選び、たくさん光を入れてシャッターを切るべきです。

 

広角レンズがあれば使ったほうが良いでしょう。トイレなどの狭い場所を撮影する際、普通のレンズだと全体をうまく入れることができません。その点、広角レンズは上から下まで入れることができます。

 

広角レンズを使うと写像が歪んでしまう欠点はありますが、トイレやバスルームに関しては多少歪んだところで問題はないでしょう。逆にベッドルームなどは歪みが少ないように撮影したいものです。

 

撮影時には、必ず三脚を使ってください。三脚を使えばしっかり真っすぐ写真を撮ることができ、手ブレしません。アングルは部屋の角から対角に向けて撮影します。そうすることで奥行きが出て、空間を広く見せることができます。

 

写真の加工はやりすぎないように。レタッチソフトやPhotoshopなどで光加減を多少調整する分には構いませんが、あまりに露骨なのはいただけません。

 

現物と写真が違うと「期待していたのと違う」とがっかりされてレビューに悪く書かれたり、場合によっては「騙された」と言ってトラブルに発展する危険性があるからです。写真はできるだけ本物に近いものを撮って掲載することをお勧めします。

「ベッドルーム」の写真はできるだけ優先して掲載

写真の掲載枚数は、合計で20枚程度がベストです。多すぎると見るのに疲れさせてしまうし、少なすぎると情報が不十分で不親切です。

 

まず1枚目にくるのは、物件の〝顔〟となる一押しのカットです。「この部屋に泊まりたい」「この部屋が気になる」と思わせる画をトップに置きます。多くはダイニング、リビングとなるでしょう。

 

続いて、寝室です。やはりゲストは宿泊がメインなので、自分がどういった部屋で休めるかに興味があります。

 

もしベッドルームの内装がそれほど良くなく、自信がない場合でも、順番的には前のほうに掲載するべきです。ベッドルームの写真がなかったり、後のほうに申し訳程度に載せていると、「あまり良くない寝室なので、見せたくないのだろうか」と勘ぐられてしまうことがあります。

 

その次には、何か印象に残るようなフックとなる写真を持ってきます。たとえば照明、絵画、オブジェ、植物など、部屋のユニークな部分をあえて載せます。そういうちょっとした部分に〝部屋の雰囲気〟というのは宿っているからです。あとは、それ以外の内装やトイレ、玄関などを載せます。

 

部屋の様子をひと通り掲載し終えたら、物件の近くの様子も載せます。ゲストは、物件の近隣にどんなお店があり、どんな雰囲気の街なのかに興味を持ちます。近くのおしゃれなカフェ、小物屋やアンティークショップ、はたまた大衆居酒屋など、商店街の風景を撮影して何枚か掲載しておくのです。

 

本連載は、2015年12月11日刊行の書籍『中古アパート・マンションが生まれ変わる airbnb空室物件活用術』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

小沢 吾亘

リスクマネジメントグループ代表
株式会社リスクマネジメント・アルファ代表取締役
株式会社エース管理取締役 

1970年8月23日愛知県蒲郡生まれ、蒲郡育ち。27歳のとき、外資系保険会社にヘッドハンティングされ転職。2002年、31歳で独立開業。その後、株式会社リスクマネジメント・アルファを設立。不動産を扱う業務が増えたため、不動産売買仲介を行う株式会社エース管理を設立する。

著者紹介

町田 龍馬

Zens株式会社 代表取締役

1987年長崎県諌早市生まれ。17歳でニュージーランドに渡り、オークランド工科大学ビジネス学部卒業後、共同購入クーポンサービスで起業、その後株式会社トーチライトを経て2011年6月に株式会社Zen Startupを共同創業し、2013年8月に北米市場向けFacebook解析ツール「ZenMetrics」を開発・マーケティングを行う。2014年、自身がAirbnbホストになったことをきっかけに8月よりAirbnb内装・運用代行サービスを開始。

著者紹介

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