ニュージーランド「田舎町の不動産」の魅力とは?

ニュージーランドには、スローライフを楽しむことができる「田舎町」が多くあります。今回は、ニュージーランドの田舎町の魅力と、そこで不動産投資をするメリットを探ります。

農家の祭典「Fieldays」で田舎町の豊かさを実感

今回は、オークランドから南東に車で約1時間20分の、Paeroa(パエロア)という町を紹介します。

 

連載第34回で紹介した町、Te Aroha(テアロハ)、Morrinsville(モリンスビル)の近くに位置し、人口は約4000人。世界的に有名な「L&P」という炭酸飲料水を製造していることで知られています。元々この地域ではミネラルウォーターが湧き出ており、それにレモンを入れて飲んだのがはじまりだとか。

 

 

ニュージーランドはもとより、お隣のオーストラリア、イギリスでも手に入るくらいのワールドワイドな飲み物なので、ニュージーランドを訪れた際はぜひ飲んでみてほしいソフトドリンクです。

 

 

さて、今回なぜこの町を紹介したかというと、農家の祭典「Fieldays=フィールデイズ」が今月6月に開催されるからです。

 

この祭典の期間中、開催地であるハミルトン近辺のホテルは軒並み満室、料金もここぞとばかりに値上げし、通常150NZドルで泊れる部屋が、300NZドルから500NZドルまで値段を吊り上げられます。

 

ハミルトンから車で20分前後走れば隣の町に着くため、今回パエロアに足を伸ばした次第です。こんな理由がない限りめったに泊らない町なので、L&Pドリンクの発祥の地に滞在することで、またひとつニュージーランドの田舎の生活ぶりを体験できました。

 

 

ニュージーランドは酪農の国だと日々感じていますが、今回この見本市に見学に行き、生活の豊かさを実感しました。

 

Fieldaysは毎年4日間開催され、訪問者数は延べ20万人にのぼると思われます。この数字は、ニュージーランドでは非常に大きな規模であると考えてください。

 

 

会場からは、ハミルトン空港が近いので南島からの訪問者も多く、近隣の学生は授業の一環として、小学生から高校生までスクールバスで見学に来ていました。

 

ミルク製造で有名なFonterra(フォンテラ)社もブースを構え、ヨーグルトやチーズなどの乳製品の試食を提供したり、農具販売もしていました。

 

 

農具はトラクターなどの大型車をはじめ、のこぎり、フェンスなどの小物も販売しています。酪農用具としては、牛の乳搾りの最新機械モデルを展示しており、子ども達に乳しぼりを体験させるコーナーもありました。

 

 

このイベントでは日系企業も参加しており、遠い南半球の地で日本企業の活躍を見ますと、誇りに思えるのと同時に、世界のメーカーとしての活躍を応援したい気持ちが強くなります。韓国や中国系メーカーもあり、めずらしいところではインド企業も参加していました。

 

田舎町でも不動産広告を出せばすぐに借り手がつく!?

この見本市に参加した理由は、オークランドへの帰り道に近いこともありますが、地元の農家・酪農家がどんな見本市を開いているのか興味があったからです。

 

ハミルトン近郊のテアロハ、モリンスビル、パエロアといった田舎町に不動産投資をして、賃貸運営が果たしてうまくいくのか? テナントは付くのか? と正直心配していました。

 

現地の賃貸管理マネージャーは、広告を出せばすぐに借り手がつくよと言ってくれたものの、静かなこの町で人の行き来はあるのだろうか・・・と疑っていたのです。しかし、この見本市を見て、その心配は吹っ飛びました。

 

これらの町の物価は、ほかの町に比べ同等か若干高い程度で、その比較を計算してみますと、豊かな町であるということが理解できます。

 

不動産価格においては、オークランドの2分の1か、3分の1の価格で購入できます。家賃も、平均的な3LDKの家は300NZドル前後で、少し高級物件になりますと350~380NZドル。新築の開発物件ですと400NZドルとなり、オークランドの家賃と比べても半額に近い数字になります。

 

 

特急列車や新幹線のないニュージーランド。ただひたすら、牧草地が広がる道を車で走り抜けます。陽が暮れると真っ暗になってしまい、灯りひとつないところを1時間近く、自分の車の灯りだけを頼りに走る・・・。これもまた味があります。

 

東京・大阪を主体とした都会の人の目は、暗い、静かという印象ですが、東北、長野、四国、九州の山林方面の暮らしぶりと似ている面はあるかと思います。

 

コミュニティーもしっかり形成されており、誰が結婚した、亡くなった・・・と町中で情報交換をして暮らしている姿は、日本と同じだと思います。実際、オークランド在住の日本人が地方へ移住するのをよく見かけます。

 

またオークランドに住むとある家族は、普段は都会の賃貸アパートメントで暮らしていますが、週末だけは30万NZドル前後(2400万円前後)で買った地方の一戸建てで、ゆっくり過ごすというライフスタイルを楽しんでいます。

 

都会派な方も多いかもしれませんが、ニュージーランドにはスローライフを存分に楽しめるだけでなく、都会からのアクセスも良い便利な田舎の町がたくさんあるのです。

 

[写真]田舎の物件例①

 

 

[写真]田舎の物件例②

 

連載償却メリットでも注目!「ニュージーランド不動産」の最新事情

Goo Property NZ Ltd. 代表取締役社長

1982年、大阪女学院短期大学英語科卒業。カリフォルニア大学デイビス校留学。帰国後、旅行会社のツアーコンダクターに従事。1987年、ニュージーランドツアーの添乗を機に、移住希望を持つ。

1995年1月の阪神・淡路大震災を経験し、1996年に移住を実現。 自己の居住用物件さえあれば、落ち着いて生活ができると感じ、ワンルームマンション購入を実行。その経験を生かし、不動産業界に参入。当時インターネット環境が整いつつある中、日本語ウェブサイトを開設し、留学・観光・不動産投資についてのコンサルティングを始める。

現在、ニュージーランドの大手不動産売買仲介会社であるHarcourts New Lynn(ハーコウツ・ニューリン)支店にてセールスコンサルタントとして活動しながら、日本人のための投資コンサルタント会社Goo Property NZの代表としても活躍中。

著者紹介

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